中国海軍の国産空母と巨大ミサイル艦が日本近海に出現!「ベテラン護衛艦」が警戒監視 艦載機の発着も確認

中国艦を後ろから捉えた珍しい画像も公開。

空母から艦載機が発艦する瞬間を捉えた画像が公開

 防衛省・統合幕僚監部は2024年11月4日、中国海軍のクズネツォフ級空母「山東」を含む複数の艦艇が、宮古島の南約720kmの海域を航行していることを確認したと発表。「山東」に艦載機が発着する瞬間を捉えた画像も公開しました。

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警戒監視・情報収集にあたった護衛艦「ゆうぎり」(画像:写真AC)。

 確認されたのは、空母「山東」(艦番号17)とレンハイ級ミサイル駆逐艦(艦番号106)、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦(艦番号165)の計3隻。これに対し、海上自衛隊は横須賀基地の第11護衛隊所属の護衛艦「ゆうぎり」で警戒監視・情報収集を行ったとしています。

「山東」は2019年12月に就役した中国初の国産空母で、2023年4月に初めて太平洋を航行したのが確認されています。レンハイ級ミサイル駆逐艦は、基準排水量が1万1000トンにおよび、アメリカ海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦や海上自衛隊のまや型護衛艦を上回る、中国海軍で最大規模の駆逐艦です。

 今回、中国艦隊の警戒監視にあたった「ゆうぎり」は、最古の護衛艦であるあさぎり型の1隻。ステルス性を考慮していない無骨な外観が特徴で、船体後部には哨戒ヘリコプターを2機収納できる大きな格納庫が設けられています。8隻が建造され、そのうち2番艦「やまぎり」、3番艦「ゆうぎり」、4番艦「あまぎり」の3隻が横須賀基地を母港としています。

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