斎藤兵庫知事が自動失職 選挙日程きょう協議 不信任から10日以内に議会解散・辞職せず

パワハラ疑惑などを文書で告発され、兵庫県議会から不信任決議を受けた斎藤元彦知事(46)は30日午前0時、地方自治法に基づき自動失職した。不信任決議の可決後10日となる29日までに議会解散と辞職を選ばなかったため。

県議会は19日、文書問題で混乱を招いた斎藤氏の責任を問い、不信任決議を全会一致で可決した。斎藤氏は26日に記者会見し、自動失職した上で出直し選に出馬すると表明していた。

県選挙管理委員会は30日に会議を開き、知事選の日程を決める。失職から50日以内に行われるため、11月10日か17日の投開票となる見通し。

知事選には、同県尼崎市の前市長、稲村和美氏(51)が無所属で立候補する方向で最終調整している。候補者選定を急ぐ県議会最大会派の自民党内部でも稲村氏の名前が浮上しているが、慎重論も出ている。日本維新の会は独自候補として国会議員の擁立を目指す考え。共産党は無所属で出馬する医師の大沢芳清氏(61)を推薦している。

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