失職表明の斎藤知事「辞めるより知事を続けるのが責任のとり方」「辞職の選択肢なかった」

兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏は26日午後3時過ぎから県庁で記者会見を開いた。県政に混乱を招いた責任について記者から問われた斎藤氏は、「辞めるよりも仕事を続けることが責任の果たし方だと思っている」と述べた。

改めて4年間の任期を全うしたいという理由から「辞職という選択肢はなかった」とも語った。

斎藤氏は30日付で自動失職した上で出直し選挙に立候補する意向を正式に表明している。

辞職の場合、公選法の規定により任期の特例が適用され、辞職前の任期である来年7月末までしか在任できない。一方、失職の場合、50日以内に実施される知事選で当選すると、在職当時に自ら「退職を申し出た」という任期の特例要件に該当しないため、新知事の任期は通常通り4年となる。

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