立民の臨時党大会始まる　新代表選出へ　国会議員支持は野田氏が先行、決選投票の公算

立憲民主党の新代表を選出する臨時党大会が23日午後、東京都内のホテルで始まった。野田佳彦元首相（67）、枝野幸男前代表（60）、泉健太代表（50）、吉田晴美衆院議員（52）の4候補が決意表明のあいさつをした後、党所属国会議員らの投票が行われる。

代表選では、有権者が投じた票がポイントに換算され、合計740ポイントの過半数を獲得した候補が当選する。いずれの候補も過半数に届かずに、上位2人による決選投票にもつれこむ公算が大きい。1回目の投票で決着した場合は午後2時半ごろ、決選投票になった場合は同3時半ごろに新代表が決まる見通しだ。

有権者は、衆参両院の国会議員136人と国政選挙の公認候補予定者98人、地方議員1236人、党員・協力党員11万4792人。

国会議員に関しては、野田氏が約3割の支持を固めて先行している。地方議員や党員については枝野氏が優勢とする観測が根強い。ただ、党勢浮揚に注力してきた泉氏の姿勢を評価する地方組織関係者もいることから、支持が分散する展開も予想される。