小泉進次郎氏、夫婦別姓制度実現でも「家族の絆の崩壊つながらず」 経団連会長と面会

自民党総裁選に立候補する小泉進次郎元環境相は9日、経団連の十倉雅和会長と東京都内で面会し、選択的夫婦別姓制度などについて意見交換した。小泉氏が同制度の導入法案を首相就任時に国会へ提出すると明言していることについて、十倉氏は賛同の立場を示した。

小泉氏は面会後、記者団の取材に応じ、同制度について、「家族の中で名字が違うことが、家族の絆の崩壊につながるというのは必ずしも違うと思う。同姓の家族の中でも、大変な状況の家庭もある」と発言した。法案の具体的な制度設計を問われると、「どういう案を国会に提出するのかも含めて、今後しっかり議論すればいい」と述べるにとどめた。

経団連は6月に同制度の実現を求める提言を発表するなど、政府・与党に働きかけを強めている。面会では、賃上げや労働市場改革、エネルギー政策についても話題に上がった。小泉氏は労働時間規制や解雇規制の緩和を掲げている。

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