小泉氏、選択的夫婦別姓は「党一丸で」 採決には党議拘束かけないが

インタビューに答える小泉進次郎元環境相=2024年9月12日午後6時9分、東京都千代田区、杜宇萱撮影

 自民党総裁選に立候補した小泉進次郎元環境相(43)=無派閥=が12日、朝日新聞のインタビューに応じた。選択的夫婦別姓を導入する法案の国会提出について「総裁選で立場をはっきり示して議論している。仮にその政策を唱えている総裁が誕生した暁には、自民党一丸となって、その方針を賛同いただくことになる」と述べた。

 総裁に選出された場合、法案の国会審議後の採決では党議拘束をかけないが、その前の国会提出時には党内合意を求める考えを示したものだ。「総理・総裁の明確なメッセージは、合意形成の面でも非常に大切なことだ」と強調した。

 小泉氏はさらに「私は『賛成』と言い、『法案を提出し、党議拘束をかけない』と言っている。今までにない明確な方針だ」「明確なメッセージを総裁選で訴えている。仮に総理・総裁になった暁には、それを自民党が支持したから(だ)」と重ねて強調した。

 小泉氏は「1年以内」の法案提出方針を改めて述べたが、党内には選択的夫婦別姓導入に反対の議員がいる。日本会議や神道政治連盟など保守系団体も反対の立場をとっている。反対の議員と合意形成をどう図るのか問われ、小泉氏は「政策に反対をしているとか、立場が違うということで、議論をしないということは全くない」と述べた。

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