総裁選出馬の小泉進次郎氏「長年の課題に決着つける」 銀座の街頭演説に約5千人

自民党総裁選に立候補する小泉進次郎元環境相は7日、東京・銀座で街頭演説し、「首相になったら長年議論ばかりを続け、答えを出してこなかった課題に決着をつけたい」と強調した。業界団体などを「抵抗勢力」と位置付けた父の純一郎元首相さながらに、「業界団体が認める範囲内でしか政策が進められない自民を変えていく」とも訴えた。

小泉氏は党内で反対論もある選択的夫婦別姓制度を導入するための法案提出などに改めて意欲を示し、「(姓を選ぶ)選択肢を用意することが本当に社会にとってよくないことなのか」と問いかけた。「年収の壁」の撤廃や残業時間規制の緩和を含め、1年間で実現するとも主張した。

小泉氏は演説後、聴衆に歩み寄って握手を交わした。主催者によると、約5千人の聴衆が集まった。

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