裏金問題の和田氏は公認、自民・立憲・共産の三つどもえ 北海道5区

5区・衆院選2024北海道選挙区サムネイル

 自民党派閥の裏金問題で戒告処分を受けた衆院北海道5区の前職・和田義明氏が9日、衆院選(15日公示、27日投開票)で公認されることが決まった。比例代表への重複立候補は認められない。

 和田氏は、政治資金パーティーで得た収入のうち、過去5年間で990万円が政治資金収支報告書に不記載だった。戒告は、8段階ある党の処分で上から7番目にあたる。道内では、この問題について衆院選で有権者の審判を受ける唯一の「当事者」だ。

 和田氏は「大変厳しい選挙、崖っぷちだと思っている」「(不記載問題は)お詫びをするしかない。再発防止をして、信頼回復に務めるしかない。選挙戦ではお詫びをしながら、地域の未来、課題解決も訴えたい」などと語った。

 5区は9日時点で、和田氏のほか、立憲元職の池田真紀氏と、共産新顔の鈴木龍次氏が立候補の意向を表明している。(原知恵子)

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