大谷&真美子夫妻 絶賛集める“ドレスアップ姿”手がけたカリスマ女性スタイリストが取材に「明かした言葉」

燦々と日差しが降りそそぐなか、手をつないで歩いた大谷翔平選手(30)と真美子さん(27)。

7月17日(日本時間)、米メジャーリーグのオールスター戦に先んじて、レッドカーペットショーが行われたが、その際の大谷夫妻のファッションに日米で注目が集まった。

「(スーツとドレスの)色をどうしようかな。(デコピンと同じ)ブラウンと白でいいんじゃないかなっていう感じで」

そう大谷が語ったように、彼はブラウンのスーツ、真美子さんは白のノースリーブのパンツドレスを着用。

「その着こなしに、ネット上でも“すごく上品”“センスのよさがあふれている”といった称賛の声が相次いでいました」(スポーツ紙記者)

レッドカーペットの上で歓声を浴びる夫妻の姿を、現地で見守る女性がいた。7年前から大谷のスタイリングを担当している藤井享子さんだ。彼女を知る広告代理店関係者は次のように語る。

「藤井さんは40年以上のキャリアを持つベテランスタイリストです。業界ではカリスマ的存在ですが、裏方に徹していて、ご自身ではほとんど発信しないのです。

CM、ドラマ、映画と幅広く活躍していて、石田ゆり子さん(54)、鈴木京香さん(56)、賀来千香子さん(62)ら、大女優たちからも信頼されています。

大谷選手との出会いは7年前。彼がプロテイン『ザバス』のCMに起用された際に、スタイリングを担当したのが藤井さんだったのです」

それ以来、セイコーウオッチ「セイコー プロスペックス」、コーセー「雪肌精」など、大谷が出演するCMの多くを、藤井さんがスタイリングすることに。

もともと大谷はファッションには無頓着であることで知られている。

「’13年に北海道日本ハムファイターズに入団した際、私服は数着しか持っていなかったのですが、記者たちからの質問に、『(服を)買いに行く予定は考えていません』と答えていました。

活躍を始めて収入が増えていってからも、まとまった出費は、年に1度スーツを買うときぐらいだったと報じられています。さらにメジャーで活躍するようになっても、上下スエットで過ごしている姿がよく目撃されているのです」(前出・スポーツ紙記者)

いっぽうの真美子さんも、シンプルな服装を好んできたという。富士通レッドウェーブ時代の知人は本誌にこう証言している。

「彼女は物欲のあまりない女性です。洋服は着心地のよさや汚れにくさを重視していました。引退後も私服はパンツスタイルが多くて、ナイキやユニクロなど動きやすくシンプルな格好をしていました」

■待機中の昼寝でスーツにシワが…

そんな2人はいまや、ここ一番の“盛装”を藤井さんに託すようになったという。なぜ大谷夫妻は、彼女に全幅の信頼を置くようになったのか。藤井さんを知るスタイリストは次のように語る。

「藤井さんは、大谷さんのお母さんの加代子さんと同世代。明るくて優しい雰囲気も似ているので、そういった点でも安心感を抱けたのではないでしょうか。

彼女のスタイリングは、業界でも“上品かつ気高い”と評価されています。自分のイメージを押し付けることはなく、クライアントが望むイメージをしっかり把握したうえで仕上げていきますから、“また藤井さんに”というクライアントが多いのです」

実は藤井さんや大谷夫妻、さらに大女優たちには“愛犬家”という共通点もあるという。石田ゆり子は’20年、自身のインスタグラムへブルドッグを抱きしめる写真とともに、こんなメッセージを投稿していた。

《スタイリスト藤井享子さんのおうちの可愛いオムツ王子…二ヶ月ほど前に衣装合わせで伺ったときにたくさん遊んでもらいました。可愛かったなぁ。また遊んでね》

前出の広告代理店関係者によれば、

「藤井さんが渡米する際には、同じくスタイリストとして活躍しているお嬢さんも同行することが多いようです。大谷夫妻の愛犬・デコピンは、お嬢さんのことも大好きで、いつも遊び相手になってもらっているそうです。大谷選手のスーツの裏地にはデコピンがプリントされていましたが、大谷夫妻と藤井さん母娘の関係性から生まれたアイデアなのでしょう」

かつてはセレクトした服を日本から送っていた藤井さんだが、ある出来事をきっかけに、頻繁に渡米するようになったという。

「5月に行われたチャリティイベント『ブルーダイヤモンド・ガラ』に登場したとき、大谷選手は用意されていたスーツとは別のものを着てしまったのです。

さらに待機中に車の中で寝てしまったため、シワもできてしまいました。そのため《大谷の服のサイズはこれで合ってるの?》《大谷さんスーツだぼだぼすぎて相撲部屋の親方みたいになってる》など、違和感を訴える声が続出したのです。それ以来、彼女は“現地で見守らなければ”と考えるようになったのだとか」(前出・広告代理店関係者)

アメリカから帰国したばかりの藤井さんに電話で取材を申し込むと――。

「ご本人が現地の会場で『BOSS』にスーツを作ってもらったとおっしゃっていると思いますが、私からは、それ以上は申し上げられません。お仕事のお付き合いは7年ほどになりますが、これ以上はお話しできないのです」

取材はNGだったが、その声はあくまで柔らかかった。カリスマスタイリストの支えにより、大谷夫妻が世界のファッションリーダーになる日は近いかもしれない。

ジャンルで探す