大谷翔平 左肩手術リハビリで真美子夫人も負担増、“相談役”を要請した「旧友」

「投票してくれたファンの皆さま、関係者の方に心から感謝します。2025年にお会いしましょう」

1月15日(日本時間)、ドジャースの大谷翔平選手(30)は表彰式典「オールMLBアワード」にVTRで登場した。リーグ最優秀打者を選ぶ「ハンク・アーロン賞」、最優秀指名打者の「エドガー・マルティネス賞」、最高の選手でチームを構成する「オールMLBチーム」の3賞を受賞。侍ジャパン、かつて所属した日本ハム、そして中央にドジャースのユニホームが飾られた部屋から喜びのコメントを寄せた。

「大谷選手は現在、左肩手術によるリハビリに専念中です。年内は電気治療を続ける予定です。球団側も、大谷選手の二刀流完全復活に向け、トレーニング施設のマシンを最新型に入れ替える大規模な作業をおこなっています。彼のリハビリを最大限サポートすると約束していると聞いています」(在米ジャーナリスト)

リハビリの日々を送る大谷の癒しといえば愛犬・デコピンだが、球団関係者はある懸念を示しているという。

「肩の脱臼は癖になりやすいのです。そのため球団側は大谷選手には“肩に負担がかかるような行動を控えてほしい”と伝えているそうです。具体的には、デコピンとの過度な触れ合いを心配しているといいます。デコピンは大好きな大谷選手とじゃれ合ったりすると、跳んだりはねたりして不測の行動をとってしまい、それが大谷選手の肩の回復によくない影響を与えてしまうのではないかと……」(スポーツ紙記者)

デコピンとまさかの“触れ合い禁止令”――。手術後のペットとの触れ合いリスクについて、整形外科手術に詳しい中山クリニックの中山潤一院長に聞いた。

「まず、肩の手術後はボールを投げる動作自体がよくないのです。愛犬とのボール遊びはおすすめできません。また、愛犬との散歩も控えたほうが無難です。散歩中、飼い主の力が抜けているときに愛犬に急に引っ張られると脱臼のリスクが高まるというデータもあります。犬を軽く抱えるだけでしたら、それほど問題はないと思いますが、振り回したりとか、自分の顔よりも高い位置に持つと肩に思わぬ負担がかかってしまいます。

お手ぐらいでしたら大丈夫ですが、つい“かわいい、かわいい”と無意識に抱き上げたりするのは危ないですね。デコピンが始球式を見事に成功させたときに、大谷選手がデコピンとハイタッチをしていましたが、ハイタッチは肩への負担が大きく、絶対ダメですね。リハビリ中は愛犬とのコミュニケーションに気をつけないといけません」

■負担増の真美子さんに新サポート役が!

前出の在米ジャーナリストはこう語る。

「現地の番記者によれば、ワールドシリーズ終了後は、大谷選手がデコピンを散歩させている現場を見たことがないそうです。脱臼のリスクを考えてのことかもしれませんね」

来季の二刀流復活に向け、大谷は溺愛するデコピンとの散歩も控えているというのだ。 前出の中山院長は続ける。

「万全を期すなら、当面はできるだけ、デコピンの世話は真美子さんにお任せしたほうがいいかもしれません。頭をなでたり、ご飯をあげたりなどは問題ないかとは思いますが……」

大谷がデコピンと密接に関われず、悲しい表情をすると愛犬にも伝わるという。「スタディ・ドッグ・スクール」代表で学術博士の鹿野正顕先生は言う。

「飼い主のストレスが愛犬に伝播することは研究で証明されています。瞬間的なストレスはもちろん、長期的なストレスも飼い主とシンクロします。大谷選手中心でデコピンのお世話ができないのだったら、奥さまがサポートして、なるべく今までと変わらないような生活を送らせてあげることがデコピンにとっても大事ですね」

そこで真美子さんは、大谷とデコピンの心をつなぐ“ある行動”を心がけているという。

「レギュラーシーズン終了後、真美子さんは自ら運転手を務め、大谷選手の送り迎えをしていました。最近では、大谷選手とデコピンを連れて、気分転換にドライブに行くようにしているようです」(前出・スポーツ紙記者)

リハビリ中は真美子さんの負担が増えることを球団側も理解しているという。前出の在米ジャーナリストは言う。

「大谷選手がエンゼルス時代、球団の広報を務めていたグレース・マクナミーさんが再び、大谷選手の取材対応等のサポートをすることになるだろうと聞きました。子供2人の母親で、ロスの生活にも詳しいマクナミーさんに、真美子さんの“相談役”になってほしいという大谷選手の意向もあったといいます」

大谷夫妻はこのオフ、実現したいことがあるという。

「先日、大谷夫妻はチームメートのベッツ選手のホームパーティに参加していましたが、室内でいっしょにプレーしたバスケットが非常に楽しかったそうです。それからも“新居にも、こんな素敵なバスケットコートが作れたらいいね”と話し合っていると聞いています」(前出・在米ジャーナリスト)

真美子さんは明るい未来を語ることで、デコピンと遊べずに傷心の大谷を励まそうとしているのだろう。

「主治医との相談になりますが、 もう少したてば、リハビリの一環として徐々に、デコピンにボールを投げることもできるかもしれません。動物介在療法といって、リハビリ中に愛犬を介在させることで、モチベーションが上がり、リハビリの効果が高まることもありますから……」(前出・鹿野先生)

“解禁日”が来るまで、大谷には我慢の時間が続きそうだ。

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