「どん底だった時からサポートしてもらった」 リコー所属の“ホステス”河本結は感謝の気持ちと共に最終戦へ

リコー所属の“ホステス”河本結(かわもと・ゆい)が、4年ぶり3回目の出場を果たす。大会前日にプロアマ戦を終え意気込みを語った。

8月「NEC軽井沢72」で5年ぶりのツアー2勝目を挙げた

◆国内女子プロゴルフ 最終戦

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 11月21~24日 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 6497ヤード・パー72

 リコー所属の“ホステス”河本結が、4年ぶり3回目の出場を果たす。8月「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で、2019年「アクサレディス in MIYAZAKI」以来、5年ぶりのツアー2勝目を飾り、フィールドが40人に絞られたツアー最終戦の出場権をつかんだ。

開幕前日にプロアマ戦でコースをチェックした河本結

開幕前日にプロアマ戦でコースをチェックした河本結

「わくわくしています。つらい時、苦しい時も、自分がどん底だった時からサポートしていただいて、落ち込んでる時も明るく励ましてもらった。やっと恩返しできる場所に帰ってこられた。ここで結果を出して優勝してこそ、恩返しだと思うので、やっとその舞台に立てたっていう感じ」と高ぶる気持ちを隠さなかった。

 前週の「大王製紙エリエールレディス」では初日に「65」をマークして首位発進したが、最終的に10位タイで大会を終えた。それでも「4日間の戦い方を踏まえて反省するところ、こういう時はこういうメンタルでいけばいいんだっていうのを勉強できたので、それが生かされているので、今週に向けては本当にいい試合だった」とポジティブに捉えている。

 2019年は6アンダー4位、20年は4オーバー20位タイで終えている大会。この日はプロアマ戦で5年ぶりにコースをチェックし「グリーンが硬くて重たい」とコーライグリーンの印象を語り、「(パターの)ロフトが立つとボールが跳ねて入らないので、ロストが立たないようにストロークしたり、アドレスで変えたりっていう工夫をしたい」と対策を練る。

「気持ちを入れてがんばってもスコアが良くなることはないって先週気づいた。とにかく目の前の一打を 悔いが残らないように全力で打ちたい」と、感謝の気持ちと共に4日間戦い抜く。

河本 結(かわもと・ゆい)

1998年8月29日生まれ、愛媛県出身。両親の影響で5歳からゴルフを始め、2018年にプロテスト合格。2019年の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でツアー初優勝を挙げる。24年「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で5年ぶりの2勝目を挙げた。弟はプロゴルファーの河本力。リコー所属。

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