松山英樹の作戦は「まっすぐ打って、乗っけて、あとは入れるだけ」 初日は石川遼&日本アマ最年少V松山茉生と同組

10月に千葉県のアコーディア・ゴルフ習志野CCで開催された「ZOZOチャンピオンシップ」を46位で終えた松山英樹(まつやま・ひでき)が、再び日本のゴルフファンの前に姿を現す。

10月の「ZOZOチャンピオンシップ」を46位で終えた松山

◆国内男子プロゴルフ

ダンロップフェニックストーナメント 11月14~17日 フェニックスカントリークラブ(宮崎県) 7042ヤード・パー71

 10月に千葉県のアコーディア・ゴルフ習志野CCで開催された「ZOZOチャンピオンシップ」を46位で終えた松山英樹が、再び日本のゴルフファンの前に姿を現す。

松山英樹 ※写真は「ZOZOチャンピオンシップ」 写真:Getty Images

松山英樹 ※写真は「ZOZOチャンピオンシップ」 写真:Getty Images

 ZOZOでは体調も万全ではなく「思ったような成績も出せなかった」と悔しい思いをした。「少し休んで、何が原因だったか考えていくなかで、この状態でうまくプレーができれば自信がつくかなと思って、出ることにしました」と、出場に至った経緯を説明する。

 ZOZO以降は「出ることを決めていなかったので、練習も少ししかしていなかった」というが、スイングの見直しの真っただ中で「そこを重点的にやっていました」という。

 体調は良好。ゴルフの調子は「ほぼ変らないと思います」としながらも、「今、やっていることが試合でできたらうれしい。それがうまくいくかどうかだと思います」と試運転中のスイングで2014年以来の大会2勝目に挑む。

「今、やっていることとは?」と具体的に問われても、「そうですね、……説明は難しいです。スイング自体は変ったと思います。それをうまく結果で……、試合になれば緊張も出るので、その中でスイングのどんなミスが出るのか……」とお茶を濁した。

 もちろん「この試合で優勝したいという気持ちもある」と結果にもこだわりたい大会。予選ラウンドは前週「三井住友VISA太平洋マスターズ」でツアー通算20勝目を挙げた石川遼と、6月の「日本アマチュア選手権」を史上最年少の15歳344日で制した16歳のアマチュア松山茉生と同組になった。

 石川に対しては「普通に(前週の)優勝おめでとうと言うしかないです。どういうプレーをするのか。最近一緒に回っていないので(楽しみ)」とさらり。

 松山(茉生)に対しては「2年前にレッスン会であって、きょう練習場で久々に会いましたけど、成長しているなと感じましたし、やっぱり日本アマに勝つだけの力はあるし、あの子がアマチュアでいるのが怖いです」と話した。

「メダルも獲れて気持ちの余裕もあるので、優勝することができてうれしかった」と、順風満帆とも見える今シーズン。「ゆっくりする時間もありましたし、またいい成績を出していきたい」と意気込む。

 フェニックス攻略の作戦は「まっすぐ打って、乗っけて、あとは入れるだけ」だ。

ジャンルで探す