日本アマ最年少V・16歳の松山茉生 松山英樹&石川遼“2大スター”との同組に「いやだな」と思う納得の理由

6月の「日本アマチュア選手権」を史上最年少の15歳344日で制したアマチュア松山茉生(まつやま・まお)は、予選ラウンドで松山英樹(まつやま・ひでき)と石川遼(いしかわ・りょう)と同組になった。

「日本アマチュア選手権」を史上最年少の15歳344日で制した

◆国内男子プロゴルフ

ダンロップフェニックストーナメント 11月14~17日 フェニックスカントリークラブ(宮崎県) 7042ヤード・パー71

 6月の「日本アマチュア選手権」を史上最年少の15歳344日で制したアマチュア松山茉生(まお)は、予選ラウンドの組み合わせを知り「いやだな」と思った。

松山茉生 ※写真は「バンテリン東海クラシック」 写真:JGTO Images

松山茉生 ※写真は「バンテリン東海クラシック」 写真:JGTO Images

 16歳の“少年”がそう感じるのは無理もない。松山英樹石川遼と同組だったからだ。「驚きとうれしさと、本当に幸せだと思った」一方で、いやだと思った理由は「かなりのギャラリーの皆さんが来ると思いますし、考えただけですごい緊張する」からだ。

 ペアリングは練習ラウンドの最中に自分で調べた。思わず「うわっ」と声が漏れ、その後は「ずっとソワソワしていました」という。「小さいころからの憧れで、すごい選手なので、印象は『すごい』の一言。回れるのがすごい」。

「コースに沿った球、フェード、ドローの打ちわけだったり、コースマネージメントだったり。振るところは振ると思うので、そういうメリハリを見て学びたい」と、“2大スター”との競演に胸を高鳴らせる一方で、「意識して自分のゴルフを曲げないようにしたい」と、冷静さも忘れていない。

 松山と石川も松山茉生についてコメント。「2年前にレッスン会で会ったことがある」という松山は、「きょう練習場で久々に会いましたけど、成長しているなと感じましたし、やっぱり日本アマに勝つだけの力はあるし、あの子がアマチュアでいるのが怖いです」と話した。

「挨拶を交わしたくらい」という石川は、「320ヤードのバンカーを越えていけるのって、今は一人二人しかいない中で、松山茉生君のポテンシャルの高さはすごいと思う。僕より18歳も下……。こんなに早く、18歳も下の選手とツアーでプレーすると思ってもいなかった」と率直な思いを述べた。

 注目の3人は初日、9時15分に10番からスタートする。

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