まだ「G410」だったのか! 若手に珍しく“クラブをかえない”金谷拓実のセッティング 唯一の現行モデルとは?
国内男子ツアー「ACNチャンピオンシップ」で今季2勝目を挙げた金谷拓実(かなや・たくみ)はどんなクラブセッティングで戦っているのでしょうか。
パーオン率1位の正確性を支える「i230」アイアン
国内男子ツアー「ACNチャンピオンシップ」で今季2勝目を挙げた金谷拓実。そのセッティングを調べると、最近の選手では珍しいほどクラブをかえていないことが分かりました。
まだアマチュアだった東北福祉大学3年生のときに、2019年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝した金谷。その試合で使っていたドライバーが「G410プラス」でした。
3番ウッドの「G410 LST」や3番UTの「G410」、さらにウェッジの「グライド フォージド」や、パターの「シグマ2 アーナ」も当時とかわっていません。
クラブをかえないことについて、「ACNチャンピオンシップ」優勝直後には次のように語っていました。
「慣れているクラブがいいかなと思っています。良いクラブがあれば使いたいと思いますが、結局シーズン中はシーズンが長いので、その中で練習を積む時間が少し足りないかなと思います」
ヘッドだけでなく、シャフトも長年同じモデルを使い続けています。
ドライバーの「ジ・アッタス」も19年から変わっていませんし、アイアンの「ダイナミックゴールド AMT」も大学時代から使っているシャフトです。
金谷が唯一、新しいモデルにスイッチしたのがアイアンです。アイアンは「i230」にして、今季はパーオン率1位(10月8日現在)になっています。「i230」については次のようにコメントしていました。
「ラフからでもしっかりスピンが入り、どんなシチュエーションでも安定したショットが打てます 。操作性だけでなく、ミスヒットへのやさしさがあり気に入っています。今大会、アイアンショットが安定していたので積極的にピンを狙うことができました」
日本ツアーや海外ツアーでも、ピンのドライバーを使っている選手はたくさんいますが、19年に発売された「G410プラス」を使い続けている選手はほとんどいません。
金谷のツアー通算7勝はすべて「G410プラス」。今後もこのドライバーでどのくらい優勝回数を伸ばしていくのか注目です。
2024 金谷拓実の最新セッティング
1W:ピン G410プラス(ロフト角/9度 シャフト/ザ・アッタス)
3W:ピン G410 LST(ロフト角/14.5度 シャフト/ザ・アッタス)
3U:ピン G410(ロフト角/19度)
5I:ピン G710(シャフト/ダイナミックゴールド AMT)
5I-PW:ピン i230(シャフト/ダイナミックゴールド AMT)
AW、GW、SW:ピン グライドフォージドプロ(ロフト角/52度、58度、60度)
パター:ピン シグマ2 ARNA
10/09 12:05
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