ラウンド前日はどうせ眠れない… スコアアップにつながる「やっておくべき事前準備」とは?

ラウンドに慣れた人は、ラウンド前日に何をすべきか習慣として身についていると思います。では、そうではない人はどのような準備をすればいいのでしょうか。

まずは持ち物と天気をチェック

 久しぶりのラウンドともなると、緊張して寝つけない、逆に予定よりも早く目が覚めてしまって寝不足、という人もいるのではないでしょうか。

ラウンド前日はソワソワして落ち着かない 写真:PIXTA

ラウンド前日はソワソワして落ち着かない 写真:PIXTA

 また、忘れ物がないかどうか、不安になることもあるかもしれません。プレーについても、うまく回れるだろうか、他の人に迷惑をかけてしまわないかと心配することもあるでしょう。

 ではラウンド前日には、どのような準備や確認をしておけば安心なのでしょうか。現役のシニアツアープロでゴルフスクールも経営している梶川武志プロは、次のように語ります。

「小学校の頃に遠足などがあると、なかなか寝付けなかったり、予定より早く目覚めてしまうようなことは、誰でも経験があるでしょう。気分が高揚しているので、あるがままにするしかありません」

「一方で、ラウンドには絶対忘れてはいけないものがあるので、これらのチェックは必ず実施しておくべきです。クラブやゴルフシューズはもちろん、手袋やボール、ティー、マーカーといった小物も確認しておきましょう。暑い季節のゴルフであれば、日焼け&熱中症対策のグッズも必須です」

「持ち物の準備だけでなく、天気予報のチェックもしておきましょう。その際は天気や気温に加え、風の強さや風向き、湿度まで確認しておくと、ラウンドに役立ちます。風の強さや風向きはコース設計や時間帯によって変わるため、ショット毎の判断が必要です。しかし、上空の風向きを知っておいたり、前日からイメージしておくことは、当日のプレーで有利に働くはずです」

事前のシミュレーションはスコアアップに効果的

「初めてだったり、久しぶりに行くコースの場合は、ホール毎のレイアウトを確認することがとても大切です。ネットではホール毎のレイアウト図はだいたい掲載されていますし、コースによってはドローンによる映像も紹介されています」

「コースレイアウトを知っておくだけで、気持ちの上でスムーズなラウンドができるようになります。すべてを覚えるのはなかなか難しいので、ショートホールの距離やレイアウトだけでも、最低限インプットしておきましょう。事前にコースレイアウトを確認しながら自分の攻め方を想定しておくと、ゴルフの楽しさは倍増します」

「さらに、100切りなどのスコア目標を持っている場合、ホール毎の攻め方を想定しておくといいです。たとえば、大叩きを避けるため『セカンドショットはできるだけ安全なこの近辺にボールを落とす』といったシミュレーションをしておくと、目標スコア達成の確率が高まります」

 プロゴルファーのトーナメントでは公式練習日が設定されていて、練習ラウンドを念入りに行います。そして、そのときに得た情報や経験をベースに、前日にシミュレーションしてホール毎の攻略方法を決めておくのです。

 プロのようにはいかなくても、攻略方法を練ったりイメージを膨らませることは、スコアアップにつながります。また、ゴルフの理解も深まるので、ぜひオススメしたいです。

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