トップ5に「クリーブランド」2機種! 1位は安定の「ボーケイ SM10」 2024年7月売れ筋ウェッジベスト5

今、巷ではどんなクラブが売れているのか、なぜ売れているのか? そんなゴルフ界のトレンドを探るべく、有賀園ゴルフで、売れ筋商品のランキング調査。アイテム別に毎週、レポートをお届けします! 今週は2024年7月のウェッジランキングです。

有賀園ゴルフで2024年3月に売れたウェッジベスト5

 今、売れているアイアンはどのモデルなのか徹底調査。ランキングは有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。最新のギアトレンドが一目で分かります。

第1位 タイトリスト ボーケイデザイン SM10ウェッジシリーズ(アクシネットジャパン)

タイトリスト ボーケイデザイン SM10ウェッジシリーズ(アクシネットジャパン)

タイトリスト ボーケイデザイン SM10ウェッジシリーズ(アクシネットジャパン)

 名匠・ボブ・ボーケイによる人気のシリーズ。最新モデルは6種類のグラインドバリエーションで25種のヘッドをラインアップし、ロフト別にフェース形状を新設計。研ぎ澄まされた打感をかなえ、低めの弾道とハイスピンでカップ近くにピタリと止められます。2024年3月8日発売。メーカー希望小売価格:2万7500円(税込み)

QRコードを読み込んで自分にぴったりのモデルが探せる

 ソール形状やロフトが豊富ですが、試打クラブがないので実際に試して購入ができません。

 その代わりQRコードを読み込んで、悩みなどの自身のデータを入れていくと、オススメモデルが表示されるメーカーのサービスを活用して購入される方が多いです。

 仕上げの種類も豊富で、選ぶ楽しさを与えてくれることも、ずっと首位でい続ける理由に思えます。(有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店・高鹿佑基店長)

第2位 クリーブランド RTX 6 ZIPCORE ウエッジ(ダンロップ)

クリーブランド RTX 6 ZIPCORE ウエッジ(ダンロップ)

クリーブランド RTX 6 ZIPCORE ウエッジ(ダンロップ)

 ロフト別に異なるフェースブラストとレーザーミーリングを搭載。最大19本の深く狭い高精度のグルーブ(溝)設計との相乗効果で、あらゆる状況で優れたスピンコントロール性能を発揮します。上下の慣性モーメントも増大させ、飛距離と方向の安定性も向上させています。2023年3月18日発売。メーカー希望小売価格:ダイナミックゴールド:2万2000円(税込み)、N.S.PRO950 neo 2万3100円(税込み)、仕上げ違いはアップチャージ4400円(税込み)プラス

トータル的なパフォーマンスに優れていて納得のロングセラー

 他のメーカーと比較してリーズナブルな価格設定なのに、ミーリングなどの技術をしっかり取り入れていて、ビギナーから中・上級者も納得するパフォーマンスの高さ。

 さらに、見た目のカッコよさも備えたウェッジと評価されています。

 トータル的なパフォーマンスが非常に優れているので、発売から時間が経っていても、愛され続けているのも納得です。(有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店・高鹿佑基店長)

第3位 S159ウェッジ(ピンゴルフジャパン)

S159ウェッジ(ピンゴルフジャパン)

S159ウェッジ(ピンゴルフジャパン)

 エラストマーCTPを搭載した重量周辺配分設計で寛容性に優れたヘッドは、疎水性の高い仕上げで、濡れた状態やラフからでも安定したスピン量を可能にします。6種類のソールタイプで抜けがよくなり、ミスにも強くあらゆる要素でやさしさを体感させてくれます。2024年3月7日発売。メーカー希望小売価格:スチール・2万7500円(税込み)、DG EX TOUR ISSUE、カーボン・2万9700円(税込み)

やさしさも感じられ幅広い層のプレーヤーを満足させている

「これ、やさしいんですよね?」と店に来られるお客様も多く、ソールの厚みなど、やさしさを感じられるデザインを取り入れていると感じます。

 また、ソール形状によって中・上級者好みの操作性の高さも発揮できることもあり、幅広い層に支持されています。

 ソールグラインドは6種類ありますが、迷ったらスタンダード「Sグラインド」をオススメしています。(有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店・高鹿佑基店長)

第4位 ミルド グラインド4 ウェッジ(テーラーメイド ゴルフ)

ミルド グラインド4 ウェッジ(テーラーメイド ゴルフ)

ミルド グラインド4 ウェッジ(テーラーメイド ゴルフ)

 新たなレーザーエッチング処理により、フェース面の溝をより深く刻み込み、消耗に対する耐用性も向上、安定したスピン性能を発揮するウェッジです。ツアープロからのフィードバックを元にしたヘッド形状で構えやすく、寄せるイメージも出しやすくなっています。2023年9月8日発売。メーカー希望小売価格:1本・スチール:2万9700円(税込み)、カーボン:3万800円(税込み)

第5位 クリーブランド CVX 2 ZIPCORE ウエッジ(ダンロップ)

クリーブランド CVX 2 ZIPCORE ウエッジ(ダンロップ)

クリーブランド CVX 2 ZIPCORE ウエッジ(ダンロップ)

 ウェッジにも寛容性が高いキャビティバックタイプを、という考えに基づき開発されたモデル。やや大きめのヘッドサイズに、クリーブランドウェッジの最新テクノロジーを搭載しながら、アベレージゴルファーにとっての打ちやすさ、操作のしやすさもプラスしています。2024年3月9日発売。メーカー希望小売価格:スチール:2万2000円(税込み)~、カーボン:2万4200円(税込み)

「ウェッジを変えることで苦手なバンカーも克服できる」(高鹿店長)

 今回もウェッジの売れ筋1位は、ボーケイデザインの「SM10ウェッジ」。圧倒的な人気です。2位と3位は前回と順位が入れ替わり、2位に「クリーブランド RTX 6 ZIPCORE ウエッジ」が入りました。この3モデルは抜けて売れている印象です。

 ウェッジを購入に来る方にお悩みをうかがうと「バンカーから出ない」という声が圧倒的です。そういった方に、いろいろヒヤリングをしていくと、アイアンセットに組み込まれているサンドウェッジをそのままお使いの方が多くいらっしゃると感じます。

 最近はアイアン自体のロフトが立ってきているので、サンドウェッジでも54度や55度のロフトに設定されていることも多いのです。そのせいで、球が上がりにくく、アゴの高いバンカーを出せないということが起こっているようなのです。

 そういった方には、56度や58度で、少しヘッドが大きめでバンス角も大きい、「クリーブランド CVX 2 ZIPCORE」や「ドルフィンウェッジ DW 123」といったモデルをオススメします。

 寛容性の高いアイアンを使っている方はシャープな形状のウェッジだと、ヘッドサイズが小さすぎると感じてしまうことが多いようで、そういった方でも違和感なく、使えるヘッドサイズの大きいウェッジをご提案します。

 また、バンス角についても説明します。「バンス角が大きいと、ソールが滑りやすく、刺さらずに抜けやすくなります」とお話しすると、バンカーでの打ち方自体が変わってきたというご報告がいただけ、「バンカーから出るようになったよ」とうれしいお声かけをいただくことも多いです。

 苦手なバンカーは、ウェッジを変えることで簡単に克服できるかもしれません。ぜひ、相談にいらしてください。

※ランキングは、有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。表記価格はメーカー純正シャフト装着モデルです。
取材協力:有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店

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