4位タイ浮上の上田桃子が昨年大会の“リベンジ”へ 「今は球が飛んでいる。距離のアドバンテージを生かしたい」

「ニトリレディス」3日目、優勝から2年以上遠ざかっている上田桃子が1イーグル6バーディー2ボギーの「66」をマーク、一気にスコアボードを駆け上がった。

昨年のニトリでは優勝争いも最終日は中止に

◆国内女子プロゴルフ

ニトリレディスゴルフトーナメント 8月22~25日 桂ゴルフ倶楽部(北海道) 6651ヤード・パー72

 国内女子ツアー「ニトリレディス」の3日目、トップと7打差で出た上田桃子が1イーグル、6バーディー、1ボギーの「66」で回り、通算8アンダーの4位タイに浮上した。

 前半は2番から3連続バーディー、後半の12番パー4ではピンまで残り109ヤードのセカンドショットを50度のウェッジで打ち“ショットインイーグル”を奪った。

最終18番のバーディーパットを決め、安堵の表情を浮かべる上田桃子 写真:Getty Images

最終18番のバーディーパットを決め、安堵の表情を浮かべる上田桃子 写真:Getty Images

 その後は2つのボギーでスコアを落としたが、最終18番パー4では約10メートルの下りバーディーパットを沈めて笑顔でホールアウトした。

「すごく気持ちよく打てている感じではないのです、いい所と悪い所が両方出ている。それが後半(の2ボギー)に出ちゃったなという感じです。昨日(2日目)はパッティングが久しぶりに悪かったのですが、それをうまく修正できました」

 久しぶりの優勝争い。昨年の同大会(小樽CC)で上田は最終日の途中までスコアを伸ばして首位に並んでいたが、悪天候で中止が決まり4位タイという結果に終わった。

「去年は最終日にショットもパットも調子がよかったのに中止になってしまって、残念な気持ちはありました。今日はトップと5打差以内で最終日を迎えられる位置にいれればいいな、と思ってプレーしました」

「今は球が飛んでいて、距離のアドバンテージを生かしてチャンスを作り出せているので、明日もそれをしっかり出せるといいなと思っています」

 今季はまだ未勝利。2022年の「富士フィルム・スタジオアリス」以来の優勝を狙う。

上田 桃子(うえだ・ももこ)

1986年6月15日生まれ、熊本県出身。2005年プロ入り。07年にミズノクラシックなど年間4勝を挙げ、翌年から米ツアーに挑戦。21年6月に入籍。22年の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」優勝がミセスでの初勝利となった。ZOZO所属。

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