“ゴルフ天才少女”須藤弥勒に父の叱咤「明日も叩いたら津軽海峡を…」 最下位で予選落ちも2日目は「78」と踏ん張る

国内女子ツアー第24戦「ニトリレディスゴルフトーナメント」の第2ラウンド。今大会でツアーデビューした須藤弥勒は通算19オーバーの最下位(118位)で予選落ちとなった。

「小さな大会でも出ておけばよかった」

◆国内女子プロゴルフ

ニトリレディスゴルフトーナメント 8月22~25日 桂ゴルフ倶楽部(北海道) 6651ヤード・パー72

 初日に「85」を叩いて最下位発進となった13歳の須藤弥勒。巻き返しを誓った2日目は1バーディー、4ボギー、1トリプルボギーの「78」で競技を終え、通算19オーバー118位の最下位で予選落ちとなった。

2日目は70台で回ったものの予選落ちとなった須藤弥勒(左はキャディーを務めた母・みゆきさん) ※写真は初日 写真:Getty Images

2日目は70台で回ったものの予選落ちとなった須藤弥勒(左はキャディーを務めた母・みゆきさん) ※写真は初日 写真:Getty Images

 それでも前日からは見違えるような内容のゴルフ。初日が終わったあと、父から「明日も叩いたら青森の津軽海峡を泳いで帰ってこいと言われました」と笑っていたが、これが発奮材料になった。

 5番パー3では今大会2つ目のバーディーを奪取。最終9番パー4での4パットのトリプルボギーには「17番までうまくプレーして70台で終われるなと思って、気を抜いたら4パットでした」と悔やんだ。

 それでも2日目のプレーには「練習ラウンドまではいかないけれど、それに近い感じでプレーできたので良かった」と、ある程度の手応えを感じていた様子。

 課題に挙げていたのは「試合勘と経験」の部分。「クラブチャンピオン大会や小さな大会でも出ておけばよかった」と口にし、実戦感覚を取り戻したい思いがうかがえた。

 次週は「ゴルフ5レディス」の出場が決まっており、「所属のゴルフ5の大会では恩返しもかねて、しっかりと(大会)史上最年少予選突破(2003年に金田久美子が13歳346日で予選通過)をしようと思います」と笑顔を見せた。

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