「パーオンできるホールが多い」13歳・須藤弥勒がツアーデビュー2戦目へ「目標は予選突破」

ジュニア世界大会四冠を達成している“ゴルフ天才少女”ことアマチュアの須藤弥勒が、ツアーデビュー2戦目となる「ゴルフ5レディス」の試合前日、報道各社による囲み取材に応じた。

前週のツアーデビュー戦は最下位で予選落ちした

◆国内女子プロゴルフ

ゴルフ5レディス 8月30日~9月1日 GOLF5カントリーみずなみコース(岐阜県) 6559ヤード・パー72

 ジュニア世界大会四冠を達成している“ゴルフ天才少女”ことアマチュアの須藤弥勒が、ツアーデビュー2戦目となる「ゴルフ5レディス」の試合前日、報道各社による囲み取材に応じた。

ツアー2戦目に挑む須藤弥勒(左はキャディーを務めた母・みゆきさん) ※写真は「ニトリレディス」初日 写真:Getty Images

ツアー2戦目に挑む須藤弥勒(左はキャディーを務めた母・みゆきさん) ※写真は「ニトリレディス」初日 写真:Getty Images

 前週の「ニトリレディス」では初日に「85」を叩き、最下位の118位と大きく出遅れたが、2日目は1バーディー、4ボギー1トリプルボギーの「78」と健闘。通算19オーバーでデビュー戦は予選落ちとなったが、2日目のプレーには「練習ラウンドまではいかないけれど、それに近い感じでプレーできたので良かった」と、ある程度の手応えを感じていた。

 試合前日のこの日は、「先週と比べたらまだ戻ってきて、家にも帰ったので、けっこう調子は良くなっています」と、好調をアピールした。

 前週に予選落ちした後、群馬県太田市の自宅に戻って練習をした。「いつも通りのことをしました。外に出ていると合宿みたいになってしまって、これが欲しいこれがやりたいというのがなかなかできないので、家に帰って、とりあえずいつものルーティーンで同じことをやっただけです」という。

 会場が毎年変わる大会は今年、岐阜県のGOLF5カントリーみずなみコースが舞台となる。自然の起状を巧みに生かした、微妙なアンジュレーションと広いフェアウェイが特徴の丘陵コースだ。「先週と比べてかなりパーオンできるホールが多い」と、まだ飛距離でプロに劣る13歳の須藤にとってはポジティブな要素もある。

「今回はコースの相性もいいので、さすがゴルフ5の須藤弥勒だなってなるような成績を残したいと思います。とりあえず目標は予選突破です。攻めるゴルフがしたい」と力強く意気込んだ。須藤は初日、7時20分に永嶋花音、田中瑞希とともに1番からスタートを切る。

須藤 弥勒(すとう・みろく)

2011年8月6日生まれ。群馬県太田市出身。身長150センチ。1歳でゴルフを始め、父・憲一さんの指導を受けて育った。17年に「世界ジュニアゴルフ選手権(6歳以下の部)」で史上最年少優勝。翌18年にも同大会を連覇。19年に「マレーシア キッズ世界選手権」、21年に「アメリカ キッズ世界選手権」、22年に「欧州 キッズ世界選手権」で優勝し、ジュニア世界大会四冠を達成した。

ジャンルで探す