13歳・須藤弥勒の“初バーディー”にギャラリーから温かい拍手 今大会最長ホールで見せた華麗なるパーオンに称賛の声

8月22日に開幕した国内女子ツアー「ニトリレディスゴルフトーナメント」。今大会がツアーデビューとなる13歳の須藤弥勒(すとう・みろく)が、初日の7番パー5で初のバーディーを獲得した。

「ガッツポーズと安堵の笑顔」

◆国内女子プロゴルフ

ニトリレディスゴルフトーナメント 8月22~25日 桂ゴルフ倶楽部(北海道) 6651ヤード・パー72

 8月22日に開幕した国内女子ツアー「ニトリレディスゴルフトーナメント」。13歳の須藤弥勒がツアーデビュー戦で初めて獲得したバーディーに、ギャラリーから大きな拍手が沸き起こった。

初日の7番パー5で初バーディーを獲得した須藤弥勒 写真:Getty Images

初日の7番パー5で初バーディーを獲得した須藤弥勒 写真:Getty Images

 スタートの1番をパーとしたものの、2番から連続ボギー、4番ではダブルボギーと苦しい状況の中迎えた7番ホール。今大会最長588ヤードのパー5で、見事パーオンに成功すると、4打目のパットをしっかり沈めて初のバーディーを獲得した。

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式X(旧ツイッター)には「ガッツポーズと安堵の笑顔」「JLPGAツアー初出場の13歳、アマチュアの須藤弥勒が7番で初のバーディーを獲得」と紹介された実際の映像がアップ。

 3打目でグリーンに乗せると、「しっかり届かせましたね」「いや〜いい位置につけました!」と須藤のナイスファイトを称賛するアナウンサーと解説者。「この588ヤードはいい思い出ですね」と、記念すべき初バーディーを祝福した。

 カップインの際には手元で小さくガッツポーズを作り、ホッと胸をなで下ろす動きを見せた須藤。ツアーデビュー戦でしっかりと爪痕を残した。キャディーを務める母・みゆきさんのもとへ近づき、緊張の和らいだ表情の須藤を映して動画は締めくくられている。

 須藤は「85」の13オーバー、118位でデビュー戦の初日をホールアウト。ほろ苦い結果に終わったものの、「長嶋茂雄さんが4打席三振したように、同じように思い切りできたのでよかった」「父がデビュー戦の話題が出たときに、長嶋さんのようなレジェンドだって失敗しているから大丈夫だよと言ってくれたんです」と前向きに述べた。

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