韓国メディアの直球質問に原英莉花はどう答えた? 「なぜ日本の選手は近年、米ツアーで活躍しているのか」

22日から開幕する韓国女子(KLPGA)ツアーの「ハンファクラシック」に推薦出場している原英莉花。大会前日を2アンダーにまとめ、上位フィニッシュを果たした。

「いい気分で試合を終えることができた」

◆韓国女子プロゴルフ

ハンファクラシック 8月22~25日 ジェイド・パレス(韓国) 6797ヤード・パー72

 韓国女子ツアーのメジャー「ハンファクラシック」に推薦出場している原英莉花は、初日は3番パー4でイーグルを奪うなど粘り強いプレーで「70」で回り、2アンダーの10位タイで終えた。

韓国女子ツアーのメジャー「ハンファクラシック」に推薦出場している原英莉花 写真:KLPGA提供

韓国女子ツアーのメジャー「ハンファクラシック」に推薦出場している原英莉花 写真:KLPGA提供

 ホールアウト後に会見に応じた原は、「前半は距離を合わせるのが難しく、ボギーを2つ叩いてしまった。それでも前半最後の18番でバーディーを獲ったあと流れが来た。そのあとはイーグルも来て、いい気分で試合を終えることができた」とプレーを振り返った。

 韓国メディアの関心は原のプレーにとどまらず、近年の米女子ツアーでの日本勢の活躍ぶりにも向けられた。「日本の選手が最近、世界の舞台で結果を残している要因は?」という直球質問に対し原は「個人的な見解ですが」と前置きし答えた。

「まず日本ツアーは1年のシーズンの大会数が多い。休まずに毎週大会に出るので、選手はたくさん経験ができますし、競争力も高まります。いい成績を出すために上を見て、それを達成するために努力します。また、先輩たちが(海外進出の)道を開いてくれたおかげで、後輩たちが世界の舞台に挑戦できています」と説明した。

 また、日本ツアー通算5勝中、メジャー3勝の秘訣について聞かれ「集中力」と強調。「今日は初日でたくさん緊張したが、明日からは私独自の“集中力”を見せられるようにがんばりたい」と、2日目も予選通過に向けてさらに上を目指す。

原 英莉花(はら・えりか)

1999年2月15日生まれ、神奈川県出身。2018年プロテスト合格。“黄金世代”の一人として18年から早くもシード獲得し、翌19年には初優勝。20年には日本女子オープン、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップと公式戦2冠を達成した。23年はヘルニア手術を乗り越え、日本女子オープンを2度目の制覇。NIPPON EXPRESSホールディングス所属。

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