十両・白熊、新大関・大の里らと16番も「これからという感じ」 先場所負傷した左足の痛みは「まだ若干ある」

16番相撲を取った白熊(カメラ・大西健太)

 大相撲の十両・白熊(二所ノ関)が2日、福岡市内の部屋で行われた朝稽古で、九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)へ向けて調整をした。新大関大の里(二所ノ関)らを相手に計16番相撲を取った。

 7月の名古屋場所で十両優勝し、9月の秋場所では新入幕を果たした。しかし、12日目の取組中に左足を痛め、「外傷性足関節症」で13日目から途中休場。4勝9敗2休に終わり、九州場所は十両からの再出発となる。秋場所後は巡業も休場し、リハビリに励んできた。福岡入りしてからは相撲を取る稽古を再開したが「これからという感じですね。(痛みは)まだ若干あります。少し体と思っていることがうまくかみ合っていない状態で、かみ合えばいい相撲が取れるとは思います。もう少し時間があるので、稽古をしながら上げていければいいですね」と現在の状態を明かした。

 成績次第では1場所での再入幕も可能だが「焦って、またケガをして症状を悪くしてしまうかもしれないので、本当に一番一番自分の相撲を取りきるだけです。そこにおまけがついてくればいいかなと思います」と目の前の一番に集中する。(大西 健太)

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