幕下・木竜皇、十両復帰へ31番の猛稽古 前日に22歳の誕生日 「幕内、三役と飛躍の年にしたい」と抱負を語る

申し合い稽古を行った木竜皇(カメラ・大西 健太)

 大相撲の幕下・木竜皇(立浪)が1日、福岡・糸島市の部屋で行われた朝稽古で、出稽古に来ていた幕下・黒姫山(境川)らを含めた幕下以下の申し合い稽古で31番相撲を取った。その後行われた関脇・大栄翔(追手風)や幕内・平戸海(境川)らによる関取同士の稽古も熱心に見つめた。「ケガもなくいい感じです。(出稽古に来てもらえると)やれる相手も違いますし、平戸海関や大栄翔関の相撲を見て、いろいろ勉強になることもあります。ありがたいです」と振り返った。

 新十両だった9月の秋場所は4勝11敗と大きく負け越し、九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)は幕下からの再出発。「立ち合い当たってから形になれない場面が先場所は多かったので、しっかり当たって自分の形を作ることを意識して稽古しています」と課題と向き合っている。

 また前日に22歳の誕生日を迎えた。「22歳なので、若い衆や関取衆みんなに、22本ぶつかりで胸を出して祝っていただいたので、気合が入りました」と、立浪部屋流の祝福を受けたという。22歳の抱負を問われると「まずは十両に戻って、幕内、三役と飛躍の年にしたいです」と力強く語った。(大西 健太)

ジャンルで探す