平戸海が大関・豊昇龍らと23番「途中途中で、いい相撲が取れた」 1場所での三役返り咲きへ 課題は「馬力」

立浪部屋に出稽古した平戸海(カメラ・大西健太)

 大相撲の幕内・平戸海(境川)が1日、福岡・糸島市の立浪部屋に出稽古に訪れ、部屋の大関・豊昇龍(立浪)、幕内・明生(立浪)、同じく出稽古に来ていた関脇・大栄翔(追手風)らを相手に相撲を23番取った。豊昇龍に連勝する場面もあり「途中途中で、いい相撲が取れてよかった」と振り返った。

 小結だった9月の秋場所は7勝8敗と負け越し、九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)は平幕からの再スタートなる。秋巡業の稽古場でも精力的に汗を流してきたが、「巡業中に馬力が衰えていると感じていて、師匠(境川親方、元小結・両国)にも言われた」と課題を口にした。現在の稽古では「馬力を戻すことを意識してやっている」といい、感覚は徐々に良くなってきているという。

 2日以降も他の部屋の関取との手合わせを予定しており、1場所での三役返り咲きへ、状態を上げていく。(大西 健太)

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