71歳ひとり暮らし、料理研究家の「ひじき入り卵焼き」レシピ。バリエーションは無限大で、冷めてもおいしい

(『71歳、ひとり暮らし。愉しい定食 さっと作ってゆったり味わう』より。撮影◎邑口京一郎)
長年にわたり、誰にでもできる簡単でおいしいレシピや調理のアイデアを提案してきた、料理研究家の大庭英子さん。70代を迎えた大庭さんが、ひとり暮らしのシニアに向けて、ラクで楽しいひとりごはんを提案したレシピ本『71歳、ひとり暮らし。愉しい定食 さっと作ってゆったり味わう』より、「ひじき入り卵焼き定食」のレシピをご紹介します(取材・文/松原京子)

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【写真】フライパンに油少々を中火で熱して卵液の1/2量を流す

冷めてもおいしいから、作りおきOK

今日は軽めの食事にしよう。そんなときは肉や魚介をなしにして、卵料理を主菜にすることがあります。

卵は完全栄養食品といわれているほど栄養が豊富で、欠けているのはビタミンCと食物繊維くらい。タンパク質の必須アミノ酸バランスが非常によいため、良質のタンパク源といえます。

私はもともと卵好き。毎日食べても飽きませんが、和食の主菜としてよく作るのは卵焼き。1回に2個を目安に作りますが、卵焼きにすると冷めてもおいしく、だし巻き卵を作るより簡単。

ここではひじきを混ぜて仕上げましたが、刻んだわかめやもみ海苔を入れるなどバリエーションも無限大。

副菜は、炒めたなすとピーマンをごまみそであえた小鉢。味にボリュームがあるので、ご飯がすすみます。ご飯はじゃこと青じそを混ぜただけのものですが、これだけで手をかけた気分に。お弁当仕立てにしてもいいですね。

ひじき入り卵焼きの作り方

材料(1人分)
芽ひじき(乾燥)大さじ1(4g)
卵 2個
だし汁または水 大さじ1
●砂糖 しょうゆ 塩 油

[1]ひじきはボウルに入れ、水をたっぷりと注ぎ、7〜8分おいて戻す。やわらかくなったらザルに上げて水気をきる。

[2]ボウルに卵を割りほぐし、だし汁、砂糖小さじ1、しょうゆ小さじ1、塩少々を入れて調味し、ひじきを加えて混ぜる。

[3]フライパンに油少々を中火で熱して卵液の1/2量を流し、半熟になったら、両端を少し内側に折り、手前に巻き込む。

[4] [3]をフライパンの向こう側に寄せ、手前に油少々をぬり、残りの卵液を流し入れる。卵焼きを少し持ち上げて卵液を奥まで流し込み、半熟になったら両端を折り、手前に巻き込みながら焼く。

(『71歳、ひとり暮らし。愉しい定食 さっと作ってゆったり味わう』より。撮影◎邑口京一郎)

[5]食べる直前に食べやすい大きさに切り分け、器に盛る。

※本稿は、『71歳、ひとり暮らし。愉しい定食 さっと作ってゆったり味わう』(家の光協会)の一部を再編集したものです。

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