WSL CS最終戦Corona Saquarema Pro 2025年Champion Tourの出場権を獲得した選手は
ブラジル リオデジャネイロ プライア・デ・イタナウでWorld Surf League Challenger Series 最終戦となる第6戦Corona Saquarema Proが 2024年10月12日から10月16日まで開催された。試合期間は10月12日から10月20日までだったが波のコンディションを考慮して試合期間の前半を使用しての開催となった。
大会期間中はブラジルらしいパワフルな波がブレイクし、最終戦となる今大会は優勝をかけた戦いの他に来シーズンのChampion Series出場権獲得をかけたドラマがあった。
Challenger Seriesとは
Challenger SeriesはChampionship Tourへの出場権を獲得するために行われるツアーになる。。Challenger Seriesツアーランキングで男子トップ10、女子トップ5の上位になると翌年のChampionship Tourに参戦する権利を得ることができる。
Challenger Seriesの出場権を得るためにも次のような条件がある。・ミッドシーズンカットを逃したCT選手(男子12名と女子7名)
・前年のCSランキング上位選手
・前シーズンのChampionship Tourサーファーでchampionship Tour、Challenger Seriesのいずれにもリクウォリファイできなかった選手
・ 7つのWorld Surf Leagueリージョン (オーストラリア/オセアニア、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、ハワイ/タヒチ、北米、ラテンアメリカ)でクオリファイされた選手
・ワールドジュニアチャンピオン男女各1名
・ワイルドカード選手
女子優勝はメイシー・キャラハン
女子の決勝はメイシー・キャラハン(AUS)とヴァヒネ・フィエロ(FRA)の戦い。最初に動いたのはメイシー・キャラハン。2本目でレフト方向の波をキャッチ。バックハンドの演技で6.67ポイントをスコア。
対するヴァヒネ・フィエロは1本目にライト方向の波をキャッチし動き出すがスコアを伸ばすことに苦戦する。
ヒートのリズムを掴んだメイシー・キャラハンは序盤にレフト方向の波にもう一度乗り、5.67ポイントをスコアし2本まとめヒートをリードする。
ヴァヒネ・フィエロも後半に5.37ポイントと 5.20ポイントと2本揃えるが優勝するために必要なスコアを出すことができず、終始リードしていたメイシー・キャラハンが逃げ切りで優勝を果たした。
メイシー・キャラハンは優勝したことにより、Challenger Seriesのランキングを10位で終え、2025年のChallenger Seriesの出場権を獲得した。
そして今大会2位に輝いたヴァヒネ・フィエロはChallemge Seriseのランキングを1つ上げ、トップ5入りを果たし見事Champion Tourの出場権を勝ち取った。
男子優勝はマルコ・ミニョ
男子の決勝はマルコ・ミニョ(FRA)とデイヴィット・シルバ(BRA)のマッチアップ。
最初に仕掛けたのはマルコ・ミニョ。1本目に6ポイントをスコアする。
中盤戦の差し掛かる時間帯にデイヴィット・シルバが5ポイントをスコアするも、中盤にマルコ・ミニョも6.4ポイントをスコアし先にスコアを2本まとめる。
マルコ・ミニョは後半にもプライオリティーを駆使して掴んだ波でエアーリバースを組み込んだライディングで8.33ポイントとハイスコアを伸ばしその差を広げる。デイヴィット・シルバが優勝するために必要なスコアは9.23ポイント。残り時間1分を切るところで選んだ波で素晴らしいライディングを見せ、6.9ポイントとスコアは伸ばしたものの優勝に必要なスコアには届かず、マルコ・ミニョがChallenger Series初優勝を飾った。
2025年Champion Tourに出場権を獲得した選手は
Challenger Series最終戦のCorona Saquarema Proが終了したことでChallenge Seriesのランキングが確定し、2025年Champion Tourに出場権を獲得した選手が決定した。
女子5名1位 – サリー・フィッツギボンズ (AUS)
2位 – ベラ・ケンワージー (USA)
3位 – イザベラ・ニコルズ (AUS)
4位 – エリン・ブルックス (CAN)
5位 – ヴァヒネ・フィエロ (FRA)
1位 – サミュエル・プポ(BRA)
2位 – イアン・ゴウベイア(BRA)
3位 – マルコ・ミニョ(FRA)
4位 – アレホ・ムニーツ(BRA)
5位 – デイヴィッド・シルバ(BRA)
6位 – ミゲル・プポ(BRA)
7位 – ジョエル・ヴォーン(AUS)
8位 – ジョージ・ピター(AUS)
9位 – エドガード・グロッジア(BRA)
10位 – ジャクソン・バンチ(HAW))
世界で挑戦し続ける日本人選手の活躍
今シーズンもChallenger Seriseで日本人選手が活躍を見せていた。
海外ツアーは普段の環境と異なるのはもちろんのこと、移動時間、遠征費、そして波のコンディションもサーフポイントによって毎回異なるのでサーフボードなどの調整も行い試合へ挑んでいる。
今回のCorona Saquarema Proでも東京2020オリンピアンの大原洋人、都筑有夢路、JPSA2023年グランドチャンピオンの西慶司郎が9位と素晴らしい結果を収めた。
15位 – 大原洋人
27位 – 西慶司郎
48位 – 伊東李安琉
78位 – 大音凛太
91位 – 安室丈
17位 – 都筑有夢路
28位 – 野中美波
29位 – 松岡亜音
30位 – 脇田紗良
31位 – 都築虹帆
この後も来シーズンに向けての試合が続いていく
今シーズンのChallenger Seriesは終了したが、来シーズンのChallenge Series出場をかけてQualify Seriesが続いていく。来シーズンのChallenger Tourでも日本人が活躍するためにも残りのQualify Seriesが楽しみだ。
次戦は10月26日から11月4日にフィリピンにて開催されるQualify Series QS5000 Siargao International Surfing Cupが開催される。
その後も台湾、中国海南島とQS5000と来シーズンに向けての重要な試合が続いていく。
引き続き、今後の選手の活躍にも注目していきたい。
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10/21 01:56
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