日本人バレーボールファンが「やっちまえー!」野次、映りたがりの悪マナー…“アイドル化”応援に外国人は苦笑
7月31日(現地時間)、アルゼンチン代表にセットカウント3-1で勝利したバレーボール男子日本代表。現地では多くの日本人観戦者が声援を送り、得点のたびに会場では大きな歓声が上がった。
スタジアムには、日本国旗を掲げる人たちや旗を振る人、さらには奇抜なコスプレで目立つ日本人も多く見られた。
「日本人ファンは特に多かったですね。どの競技よりも目立っていたんじゃないでしょうか。ただ、なかには“目立ちすぎ”の人たちも……。
一部の日本人が10数人で固まって応援していたのですが、その声援が『このセットやっちまえー!』(このセットこの流れで取ってしまえ、の意味)と、ちょっと汚い言葉で応援したり、相手選手の抗議中に執拗にブーイングをしたりと、ちょっと行きすぎた応援をしているように感じました。
また、セット間の休憩時間には、会場のモニターが観客を順々に映していくイベントがあるんですが、一部の日本人はとにかく映りたがろうと、席を立ち上がって国旗を大げさに掲げていましたよ。周囲の視界が塞がれて迷惑だし、見ていて正直『勘弁してよ』という気持ちでした」(現地記者・以下同)
また、日本人全体の傾向として、現地記者は“ある特徴”を挙げる。
「バレーボール選手を、まるでアイドルのように応援してるのは日本人だけですよ(笑)。アイドルのコンサートのときみたいに、うちわに推しの選手名をデカデカと書いたり、写真を張っている人もいました。その選手が得点すると、そのうちわを掲げるんです。周囲の外国人はそれを見て、不思議そうな顔をして苦笑していましたね。
また、鳴り物を持って応援しているのは日本人が大半でした。棒状のバルーンを2本持って叩き合わせるんですが、これがとても大きな音が鳴る。拍手や歓声とはまた違った音なので、かなり目立っていました」
これまでも、バレーボール選手がアイドル的な応援をされていると、たびたびネット上で指摘されてきたが、五輪という世界大会で、その弊害が垣間見えてしまったようだ。
08/01 11:00
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