ガンバ大阪歴代最高助っ人は? 出場試合数ランキング1〜10位。クラブの歴史を築き上げた外国籍選手たち

【写真:Getty Images】

●6〜10位

 31年目のシーズンを終えたJリーグでは、これまでにさまざまな選手がピッチに立ってきた。長い歴史で多くの助っ人が来日し、クラブの成功・発展に力を尽くして、さらにはレジェンドとなって愛された選手も多くいる。今回は、ガンバ大阪に所属した選手で最も多くJリーグの試合に出場した外国人選手を紹介する。※成績はJリーグ通算

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10位:アフリク・ツベイバ(ロシア)
生年月日:1966年9月10日
Jリーグ通算出場数:75試合
在籍時期:1994-96

9位:キム・ヨングォン(韓国)
生年月日:1990年2月27日
Jリーグ通算出場数:76試合
在籍時期:2019-21

8位:ルーカス(ブラジル)
生年月日:1979年1月3日
Jリーグ通算出場数:80試合
在籍時期:2008-10

7位:フェルナンジーニョ(ブラジル)
生年月日:1981年1月13日
Jリーグ通算出場数:81試合
在籍時期:2004-06

6位:クロード・ダンブリー(フランス)
生年月日:1971年7月30日
Jリーグ通算出場数:82試合
在籍時期:1998-2001

 6位のクロード・ダンブリーは、1998年から2001年までの4シーズンで82試合に出場したフランス人DFだ。持ち前の身体能力の高さを武器に、ガンバ大阪を多くのピンチから救った。その親しみやすいキャラクターから、サポーターに愛される人気選手となった。

 7位のフェルナンジーニョは、2004年から2006年の3シーズンで81試合に出場したブラジル人FWである。2004年に母国ブラジルのサンカエターノからガンバ大阪に移籍すると、翌年の2005年には34試合に出場し、クラブ初のJ1制覇に大きく貢献。個人としてもベストイレブンに選ばれている。

 8位は、2008年からの3シーズンで80試合に出場したブラジル人FWのルーカス。9位は、76試合に出場した韓国人DFキム・ヨングォン。そして10位には、Jリーグ創世期に活躍したロシア人DFのアフリク・ツベイバがランクインしている。

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●5位:セルゲイ・アレイニコフ(ベラルーシ)

生年月日:1961年11月7日
Jリーグ通算出場数:83試合
在籍時期:1993-96

 セルゲイ・アレイニコフは、1993から1996年までの4シーズンで83試合に出場したベラルーシ人MF。ベラルーシ国籍のJリーガーは、Jリーグの歴史でもセルゲイ・アレイニコフただ一人だ。

 セルゲイ・アレイニコフは1981年、当時の旧ソビエト連邦のソ連リーグでそのキャリアをスタートさせる。1986年にはソ連代表に選出され、FIFAワールドカップに出場。ハンガリー戦で決めたゴールは、大会のベストゴールのひとつとして今もなお語り継がれている。

 その後、ユーロ(欧州選手権)1988でも注目を集めたセルゲイ・アレイニコフは、翌年の1989年にセリエAの名門ユヴェントスに移籍。USレッチェを経てセリエAで4シーズンをプレーしたのち、1993年にガンバ大阪に移籍する。

 移籍1年目こそ15試合に出場し0ゴールだったものの、翌年の1994年からは攻撃にも積極的に顔を出し、4シーズン合計で14ゴールを記録した。

●4位:オ・ジェソク(韓国)

生年月日:1990年1月4日
Jリーグ通算出場数:119試合
在籍時期:2013-19,20

 ガンバ大阪の歴代最高助っ人第4位は、韓国人DFのオ・ジェソクだ。2019年のFC東京への期限付き移籍をはさんで、2013年から2020年の長期にわたりガンバ大阪に在籍。合計119試合に出場した。

 オ・ジェソクは、高校時代から母国韓国の年代別代表に選出され、2007年にFIFA U-17ワールドカップ、2009年にはU-20W杯に出場した。2012年開催のロンドン五輪では、韓国代表を銅メダルに導いたひとりだ。

 そんな輝かしい経歴を持つオ・ジェソクは、2013年にガンバ大阪に移籍。サポーターの期待もむなしく、移籍1年目は日本になじめず出場試合数はたった2試合にとどまった。

 しかし翌年、移籍2年目の2014年にはレギュラーに定着。両サイドバックをこなせるユーティリティーさを武器に、24試合に出場した。2014シーズンには、クラブを2005年以来9年ぶりのJ1リーグ制覇に導いた立役者のひとりにも名を連ねている。

●3位:アデミウソン(ブラジル)

生年月日:1994年1月9日
Jリーグ通算出場数:121試合
在籍時期:2016-20

 アデミウソンは、2016年から2020年までの5シーズンで、121試合に出場したブラジル人FWである。

 2016年、母国ブラジルの名門サンパウロFCから横浜F・マリノスを経て、ガンバ大阪に期限付き移籍。移籍1年目からレギュラーの座をつかむと「点取り屋」の異名どおり29試合で9得点をあげ、サポーターの期待に応えた。

 翌年の2017年にはガンバ大阪へ完全移籍となるも、その後しばらくは低迷が続いた。しかし移籍4年目の2019年には、32試合に出場しチーム得点ランクトップである10ゴールと自身としても初の2桁ゴールを記録した。

 2020年、チームの中心として活躍が期待されたアデミウソンだったが、大阪で交通事故を起こしてしまう。酒気帯び運転などでクラブから謹慎処分を受けると、同年12月にはクラブとの契約が解除された。

 2023年途中には、J2の町田ゼルビアでJリーグに復帰。短い期間ながらも、チームのJ1昇格に貢献した。

●2位:シジクレイ(ブラジル)

生年月日:1972年5月13日
Jリーグ通算出場数:122試合
在籍時期:2004-07

 シジクレイは、2004年から2007年までの4シーズンで、122試合に出場。クラブ初の外国人キャプテンとして、ガンバ大阪の歴史に名を残したブラジル人DFだ。

 1997年、27歳でJリーグデビューを果たしたシジクレイだったが、モンテディオ山形、京都パープルサンガ、大分トリニータ、ヴィッセル神戸と各クラブを転々と渡り歩くこととなってしまう。

 しかし2004年ガンバ大阪に移籍すると、翌年の2005年にはクラブ初の外国人キャプテンに任命される。チームを牽引する立場となったシジクレイは、この年クラブを初のJ1リーグ制覇に導いた。

 その後2008年、9年ぶりに京都パープルサンガへ復帰して2シーズンプレーしたが、2009年を最後に日本を離れ、のちに母国ブラジルでプロキャリアの幕を閉じた。

●1位:パトリック(ブラジル)

生年月日:1987年10月26日
Jリーグ通算出場数:178試合
在籍時期:2014-17,19-22

 パトリックは、昨シーズンまで在籍したブラジル人FW。2014年から2017年、さらに2019年から2022年と2度にわたって在籍して合計178試合に出場し、52得点を挙げている。

 2014シーズン途中にガンバ大阪へ期限付き移籍。持ち前のフィジカルを武器に、2トップの一角である宇佐美貴史と抜群のコンビネーションを見せる。その結果、19試合で9ゴールを挙げる活躍で同年のJリーグベストイレブンに選出。チームのJ1リーグ制覇に大きく貢献した。

 その後も安定した成績を残し順風満帆かと思われたが、2016シーズン途中に右ひざの前十字じん帯負傷の大けがに見舞われ長期離脱を余儀なくされる。

 一度はサンフレッチェ広島に移籍したが、2019年32歳でガンバ大阪に復帰。年齢を重ねてもその輝きは変わらず、34歳になった2021年には自身3度目の2桁得点を達成した。京都サンガF.C.に移籍した2023シーズンも10得点を挙げている。

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