バルサ、ヤマル復帰も2発被弾でラス・パルマスに敗戦…リーグ戦3試合連続未勝利に

 ラ・リーガ第15節が30日に行われ、バルセロナとラス・パルマスが対戦した。

 ホームのバルセロナは前々節レアル・ソシエダ戦に敗れたあと、前節セルタ戦で引き分けて2戦未勝利となったが、ミッドウィークのチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第5節ではスタッド・ブレストに3-0で勝利し、今節のゲームに臨む。スタメンには、“エース”ロベルト・レヴァンドフスキや古巣対戦のぺドリらが順当に名を連ねた他、ガビが2試合連続スタメン入りを果たした。ベンチには、足首のケガで離脱していたラミン・ヤマルが3試合ぶりの復帰。ここまで攻撃を牽引していたマルク・カサドは出場停止でメンバー外となった。
 
 一方のラス・パルマスはディエゴ・マルティネス・ペナス監督が10月に就任して以来公式戦6試合中4勝と復調傾向。スタメンには、先日ポルトガル代表デビューを果たしたファビオ・シルヴァや、ベテランGKヤスパー・シレッセン、サンドロ・ラミレス、ミカ・マルモルら元バルセロナ組が名を連ねた。

 前半からハーフラインまで高いラインを設定するバルセロナがボールを握る展開に。

 立ち上がりから6分、バルセロナがチャンスを創出。フェルミン・ロペスがペナルティーエリア内で華麗なボールコントロールからすぐさまシュートを放つもGKの正面に。すぐさまこぼれ球に詰めるも、これはGKへのファールを取られてしまった。

 24分、バルセロナにアクシデント。左サイドバックのアレハンドロ・バルデが相手選手と交錯で喉元へダメージを受け倒れこんでしまい、そのまま負傷交代。代わりにジェラール・マルティンが投入された。

 36分に中盤でマルモルがガビからボール奪取。仲間に預けるとそのまま左サイドをオーバーラップし、絶妙なタイミングでパスを受け、逆サイドへ鋭いグラウンダーのシュート。しかし、わずかにポストの横に逸れてしまった。

 前半終了間際の45分+2分、スルーパスに抜け出したハフィーニャが付いてきたDF2人を深い切り替えしでかわし、落ち着いてゴール右隅を狙うもバーに直撃。前半終了間際の決定機をモノにすることはできなかった。

 バルセロナは後半からパブロ・トーレに代えてヤマルを投入。3試合ぶりの公式戦出場となった。

 後半開始早々の49分、ラス・パルマスが試合を動かす。ゴールキックからの繋ぎからテンポよく敵陣まで進出し、中盤で受けたキリアン・ロドリゲスが右サイドへ展開。反応したサンドロ・ラミレスが少し持ち込んで対角の鋭いグラウンダーシュートを流し込み、ラス・パルマスが先制に成功した。

 先制を許したバルセロナは57分に3枚代えを敢行。フレンキー・デ・ヨングフェラン・トーレス、エクトル・フォルトが投入された。すると61分、投入されたデ・ヨングのパスをバイタルで受けたハフィーニャがスムーズなターンで持ち運び、強烈なシュートをゴール右下隅に突き刺し、バルセロナが同点に追いついた。

 そのままバルセロナの追い上げムードかと思われた67分、バルセロナの高いラインの裏へのボールに反応したファビオ・シルバが持ち運び、GKと一対一に。これを冷静に沈め、ラス・パルマスがファビオ・シルバの3試合連続ゴールで勝ち越しに成功した。
 
その後、バルセロナが好機を何度か演出するもゴールを決められないまま試合は終了。ラス・パルマスが強豪相手に貴重な勝ち点3を手にした。一方のバルセロナはリーグ戦3試合連続で未勝利となってしまった。

 次節、バルセロナは12月4日に敵地で浅野拓磨が所属するマジョルカと対戦する。一方で、ラス・パルマスは12月4日にコパ・デル・レイ2回戦でCEエウロパとのアウェイゲームを戦い、7日に次節のラ・リーガでバジャドリードをホームで迎える。

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