「まだグループ2位なのはなぜ?」「3点差をつけるべきだった」…最終予選“1勝”のオーストラリアを地元紙が痛烈批判

オーストラリア代表

 FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第6節が19日に行われ、バーレーン代表とオーストラリア代表が対戦した。試合は2-2で終了し、両者痛み分けの結果に。オーストラリアが勝ち点「7」で2位をキープしたものの、依然として3位から6位が勝ち点「6」で並ぶ大混戦が続いている。

 開始わずか40秒足らずでオーストラリアが先制した一戦は、バーレーンが75分からの2分間で逆転に成功。それでも後半アディショナルタイムにオーストラリアが値千金の同点弾を挙げ、なんとかアウェイの地で引き分けに持ち込んだ。

 オーストラリア紙『シドニー・モーニング・ヘラルド』は、母国代表チームを率いるトニー・ポポヴィッチ監督のコメントを掲載。「試合中に様々なことが起こったから、今はいろいろな感情がある」と心境を吐露しつつ、「リードを奪ったのは素晴らしかった。後半には2-0とする絶好のチャンスが何度かあったが、それを生かせず、すぐに2失点してしまった」と反省を口にした。しかしながら、「その後に素晴らしい粘り強さを見せて巻き返した。全体的に見れば重要な勝点」と今回の1ポイントが持つ価値も強調。「2位をキープして次の戦いに進むことができた」と前向きに評価している。

 一方、同紙は「3点差をつけるべきだった」と主張しながら、「“サッカルーズ”(オーストラリア代表の愛称)がまだグループ2位なのはなぜ?」と厳しく批判。続けて、「勝つべきだった。勝つチャンスは十分にあった。それを生かせず、その代償を払った。後半に何かを失った。昔からある話だ」と指摘した。

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