息吹き返した中国=19日に日本と対戦―サッカーW杯予選

前回の日本戦で谷口(左)と競り合う中国の張玉寧=9月5日、埼玉スタジアム(AFP時事)



【アモイ(中国)時事】サッカーの2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選は各組が前半の5試合を終えた。C組は勝ち点13の日本が首位を走る中、2位以下は混戦模様。19日に日本が敵地アモイで戦う中国は2連勝で勝ち点を積み上げてきた。
第5戦では、オーストラリアがサウジアラビアと勝ち点1を分け合い、ともに2試合連続ドローと足踏み。中国は試合終了間際に張玉寧が2試合連続となるゴールを挙げ、国際連盟(FIFA)ランキングでは上のバーレーンを破った。初戦で日本に0―7の大敗を喫するなど3連敗スタートの後、息を吹き返した形だ。初戦の大量失点が響いて得失点差で4位だが、勝ち点は2位豪州、3位サウジと同じ6。クロアチア出身のイバンコビッチ監督が「簡単なグループではない」とみていた中、奮闘している。
26年大会はアジアの出場枠が8.5に増えた。W杯出場は02年日韓大会の1度だけの中国にとっては大きなチャンス。かつてイランなどを指揮し、日本の前に立ちはだかった歴戦の指揮官は「中国サッカーの新たな一章を書き加えたい。W杯出場は私たちの最高の目標」。ホームで迎える19日の試合は、侮れない勢いで臨んでくるはずだ。


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