今夏リヴァプール加入のキエーザ、早くもセリエA復帰の可能性?…インテルがレンタル検討か

フェデリコ・キエーザ

 リヴァプールに所属するイタリア代表FWフェデリコ・キエーザにセリエA復帰の可能性が浮上しているようだ。18日、イギリス紙『ミラー』やイタリア紙『トゥットスポルト』が伝えている。

 現在27歳のキエーザはフィオレンティーナの下部組織出身で、2016-17シーズン途中にトップチームデビューを飾った。2シーズンのレンタルを経て、2022年夏に正式加入したユヴェントスでは公式戦131試合の出場で32ゴール23アシストをマーク。昨シーズン終了後にはチアゴ・モッタ監督の構想から外れていることが度々報じられ、今夏の移籍市場でリヴァプールへ活躍の場を移した。

 大きな期待とともにプレミアリーグにやって来たものの、コンディションが整わず、新天地ではここまで3試合の出場に留まっているキエーザ。報道によると、1月の移籍市場で早くもリヴァプールを離れる可能性があり、セリエAの複数クラブが獲得に興味を示しているという。

 具体的な関心が報じられたのがインテル。セリエA連覇に向けて攻撃陣強化を望んでおり、6カ月の短期ローンでの獲得を本格的に検討している模様。同クラブのジョゼッぺ・マロッタ会長は、セリエAでの実績豊富なキエーザをスカッドに加えることを強く希望しているという。また、ミランやローマも同選手に関心を寄せており、1月の移籍市場でオファーを提示する可能性があるようだ。

 なお、『ミラー』が報じたところによると、仮にキエーザがレンタルでセリエAに復帰する場合、給与の一部はリヴァプールが負担することになるという。果たして、イタリア代表で通算51キャップを誇り、EURO2020制覇にも貢献した実力者は、加入から半年も経たぬうちにリヴァプールを離れることになるのだろうか。各クラブの動向に注目が集まる。

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