メキシコ代表のアギーレ監督、観客席からの投てき物が頭に直撃…4針縫う流血

ハビエル・アギーレ

 メキシコ代表を率いるハビエル・アギーレ監督が、観客席からの投てき物で頭部出血する事件が発生した。15日、北米メディア『TUDN』などが伝えた。

 メキシコ代表は15日のCONCACAFネーションズリーグ準々決勝第1戦でホンジュラス代表と敵地で対戦し、0-2で敗れた。試合終了後、メインスタンドの観客席からアギーレ監督に向かってペットボトルなどのゴミが多数投げつけられ、そのうちの一つであるビール缶が同監督の頭部に直撃した。

 裂傷を負ったアギーレ監督は頭部から流血し、スタッフの止血措置を受けながら冷静にロッカールームへと引き上げた。4針を縫ったという同監督は試合後、「何でもない、何でもない。試合はクリーンだったし、激しい戦いだった。彼らは勝利に値したし、私はただ彼らを祝福するだけだ。それ以外のことはどうでもいいことだ」と自身のケガには深く言及しなかった。

 なお、『FOXスポーツ』によると、試合中にメキシコ側に不利な判定に苛立ったアギーレ監督が、スタンドからの挑発に対して暴言で応戦する映像もSNSで拡散されている模様。それらの言動が試合後の暴力的行為に繋がったと推察されている。

 2014年7月から2015年1月まで日本代表の監督を務めたこともあるアギーレ監督は、マジョルカなどでの指揮を経て、2024年7月から自身3度目のメキシコ代表監督就任。ホンジュラス戦が就任後4試合目にして初黒星だった。

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