先発全員入れ替えでカラバオ杯敗退も…チェルシー指揮官「パフォーマンスは良かった」

エンツォ・マレスカ監督

 チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、カラバオ・カップ敗退となったことに言及した。30日、イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。

 カラバオ・カップ4回戦が30日に行われ、チェルシーはニューカッスルと対戦。27日に行われたプレミアリーグ第9節でも対戦していた両者は2-1でチェルシーが勝利を収めていたが、この試合ではチェルシーがスタメン11人全員を入れ替えて臨み、一方のニューカッスルは5人を変更した。

 試合は23分に自陣から繋いでいたところを奪われ、アレクサンデル・イサクに先制点を許すと、26分にはセットプレーの流れからオウンゴールで追加点を許し、0-2で敗戦。昨季は決勝まで進出して準優勝に終わっていたチェルシーだが、今大会は4回戦で姿を消すこととなった。

 試合後、マレスカ監督は「パフォーマンスを分析すれば良かったと思う。結果を分析すればそうではなかったけどね。しかし、22分か23分の失点まで私たちは試合をコントロールしていて、何も許していなかったと思う」とスタメン全員変更して臨んだ一戦を振り返りながら、次のように続けた。

「だが、失点後の10分間はコントロールを失い、2点目を奪われてしまった。前半の最後の10分間には2、3回決定的なチャンスがあったけど、残念ながら得点することはできなかった」

「後半は試合をコントロールできていた。いつも言っているように重要なのは結果ではなく、パフォーマンスだ。最初の失点から10分間悪かったことで負けてしまったが、その他は割と良かったと思う」

 なお、今夏にチェルシーに就任したマレスカ監督は、長いシーズンを戦い抜くために、プレミアリーグのスタメンと、カップ戦やUEFAカンファレンスリーグ(ECL)に臨むスタメンを分けながら、ここまでやりくりしており、現在は負傷者が0人と、負傷者が続出した昨シーズンのチームから大きく変貌を遂げることに成功している。

 それでも、カラバオ・カップ準々決勝進出を逃したことについてマレスカ監督は「すべての大会が重要であることは確かに言ったけど、今は別の大会も残っているので、そちらにもっと集中することができると思う。負けたことは確かに残念だ。これは望んでいないことだと何度も言ってきたからね。ただ、これからは次の試合に向けて準備すべき2試合がある」と語った。

【ハイライト動画】ニューカッスルvsチェルシー

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