世界最高選手となった“教え子”ヘ…ペップ、バロンドール初受賞のMFロドリに賛辞「彼をとても誇りに思う」

 マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、『バロンドール賞』を初受賞したMFロドリについて語った。29日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 28日、サッカー専門誌『フランス・フットボール』が主催する2024年の『バロンドール賞』が発表され、MFロドリがこの権威ある個人賞を初受賞。2023-24シーズンの同選手は、所属するマンチェスター・シティでプレミアリーグとクラブワールドカップを、スペイン代表ではEURO2024を優勝した他、出場した『64』の公式戦で、負けたのはたった1試合と“常勝のピボーテ”として君臨するなど、大車輪の活躍を見せていた。

 スペイン人として、64年ぶり史上3人目のバロンドーラーとなったロドリ。そんな“教え子”の受賞について、マンチェスター・シティを率いるグアルディオラ監督は「まず始めに、ロドリと彼の家族、愛する人たち全員を祝福させて欲しい。これは彼にとって、我々にとって、そしてマンチェスター・シティにとっても素晴らしいニュースだ。彼をとても誇りに思う」と賛辞を送った。

 また、ロドリが「これは僕だけでなく、スペインフットボール界にとっての勝利なんだ」と語っていたように、“ペップ”も「誰も(リオネル・)メッシには勝てなかった。クリスティアーノ(・ロナウド)を除いて。彼らは怪物だ。なかでもメッシはその最たる例。2人ともこの20年で信じられないことを成し遂げた」としつつ、「シャビと(アンドレス・)イニエスタはあの時代、バロンドールにふさわしい選手だったと思っている。だから、ロドリの受賞は、スペインフットボールが世界トップであることを名実ともに証明した」と口にした。

 一方で、ヴィニシウス・ジュニオールが受賞を逃したことを受け、クラブ総出で授賞式を“ドタキャン”したことが物議を醸しているレアル・マドリードについて、同指揮官は「特に言うことはないよ。行きたくなければ、行かなければいい。祝福したくないなら、祝福しなければいい。それで良いんじゃないか」と言及。さらに「ヴィニシウスは受賞に値したか? そうかもしれない。でも、結果は受賞しなかった。結局、誰に投票するかはジャーナリスト次第であり、これは一国だけで決めることではない。世界中にさまざまな意見がある。だからフットボールは美しいんだ」と見解を示している。

 なおロドリは、右ひざの大ケガにより、復帰は来シーズン以降となる。

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