ヴィニシウスがクラシコでの人種差別行為を非難「ベルナベウで起きたことは残念」

ヴィニシウス・ジュニオール

 レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、エル・クラシコで起きたと見られる人種差別的な行為を非難した。

 ラ・リーガ第11節が26日に行われ、レアル・マドリードはバルセロナと対戦。前半をスコアレスで折り返したものの、54分にロベルト・レヴァンドフスキに先制点を決められると、その後はレヴァンドフスキとラミン・ヤマル、ハフィーニャに追加点を許し、0-4で敗れた。

 レアル・マドリードの本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で行われた同試合だったが、一部の観客からバルセロナのヤマルやハフィーニャ、アンス・ファティらに向けて「クソ黒人」といった内容の暴言が吐かれていたことが報じられている。

 この問題を受け、すでにレアル・マドリードはクラブ公式サイトで「レアル・マドリードは、サッカーやスポーツにおける人種差別、外国人嫌悪、暴力を含むあらゆる行為を強く非難し、昨夜スタジアムの一角で数人のファンが発した侮辱を深く遺憾に思う。レアル・マドリードは、これらの嘆かわしく卑劣な侮辱の加害者を特定し、適切な懲戒および司法措置を講じるために調査を開始した」と声明を発表している。

 そんななか、これまで同様な人種差別被害に遭ってきたヴィニシウスも自身の公式X(旧:ツイッター)を更新し、「昨日ベルナベウで人種差別的な侮辱が起こったことは残念だ。僕たちの社会にこうした犯罪者が入り込む余地はない。ラミン、アンス、ハフィーニャを全力でサポートする。マドリードと警察が犯人を特定し、処罰するための行動をするのはわかっている!」と非難した。

【ハイライト動画】レアル・マドリードvsバルセロナ

ジャンルで探す