ローマのユリッチ監督、就任から“1カ月弱”で解任の危機? デ・ロッシ前監督が電撃復帰の可能性

イヴァン・ユリッチ

 ローマを率いるイヴァン・ユリッチ監督に指揮官解任の可能性が浮上した。29日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』などが伝えている。

 今季開幕から4試合で3分1敗と低調なスタートを切り、先月18日にダニエレ・デ・ロッシ前監督の解任を決断したローマ。クラブのレジェンドの後任に選ばれたのは、過去にジェノアトリノを率いた経歴を持つクロアチア人指揮官のユリッチ監督だ。ローマの再建を託された同監督が就任して以降、ここまでクラブは公式戦3勝2分3敗を記録。現在はリーグ戦3試合未勝利が続いており、セリエAで11位につけている。

 そんななか複数のイタリアメディアによると、指揮官就任からわずが1カ月弱でユリッチ監督に解任の可能性が浮上した模様。ローマは27日のフィオレンティーナ戦で1-5の大敗を喫しており、成績面での問題に加えて選手との対立が同監督の立場を危ぶませているという。イタリア紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』は、フィオレンティーナ戦のハーフタイムに起きた“事件”を紹介。ジャンルカ・マンチーニのパフォーマンスにユリッチ監督が激怒し、水の入ったボトルを投げつけたことで身体の接触を伴う小競り合いに発展したようだ。

 また、解任されたばかりのデ・ロッシ前監督をユリッチ監督の後任候補として報道。ローマサポーターの大多数がレジェンドの復帰を支持していると主張しつつ、かつて同クラブを率いたクラウディオ・ラニエリ氏がフロント入りする可能性も報じている。

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