初先発のマンC戦で大仕事!…カラフィオーリを現地紙が称賛「4200万ポンドの価値を証明」

リッカルド・カラフィオーリ

 現地時間22日に行われたプレミアリーグ第5節で、アーセナルはマンチェスター・シティと対戦し、2-2で引き分けた。

 敵地に乗り込んだアーセナルは、9分にサヴィーニョの絶妙なスルーパスに抜け出したアーリング・ハーランドに先制点を献上。しかし、今夏の移籍市場でボローニャから加入したリッカルド・カラフィオーリが22分にスコアを振り出しに戻す。FKのリスタートからトーマス・パルティが左サイド深くへ展開し、走り込んだガブリエウ・マルティネッリが斜め後方へパス。待ち構えていた22歳のイタリア代表DFが左足を振ると、美しい弧を描いたシュートがゴール右隅に吸い込まれた。

 その後、アーセナルはブカヨ・サカのCKからガブリエウ・マガリャンイスのヘディングで逆転するも、前半終了間際にレアンドロ・トロサールが遅延行為により退場。数的不利での戦いを余儀なくされた後半はマンチェスター・シティの猛攻を何とか凌いでいたが、90+8分にジョン・ストーンズに同点ゴールを許し、土壇場で勝ち点「3」を逃した。

 加入後初めてスタメンに名を連ねたカラフィオーリは74分までプレー。アーセナルでのプレミアリーグ初先発の試合でゴールを決めた史上20人目の選手になっただけでなく、守備面での存在感を発揮。先制点の場面では対峙したサヴィーニョに起点を作られてしまったものの、その後はヤクブ・キヴィオルとの交代でピッチを去るまで粘り強い対応を続けた。イギリス紙『イブニング・スタンダード』によると、カラフィオーリはこの試合でチーム最多のタックル成功数を記録していたという。

 試合後にはミケル・アルテタ監督も「彼は素晴らしかったよ。個性とクオリティーに溢れていて、本当に感銘を受けた」とそのパフォーマンスを絶賛。『イブニング・スタンダード』も「アーセナルはタイトル争いに向けて新たな武器を手にした」と題しつつ、「エティハド・スタジアムでのスリリングな試合に突入した彼は自らの力を発揮し、アーセナルボローニャに支払った4200万ポンド(約81億円)の価値を証明した」と報じている。

 なお、カラフィオーリ自身はマンチェスター・シティ戦について「僕たちは非常に良い対応をした。審判がこのような形で選手を退場させた場合、とても厳しい展開になる。しかし、僕たちは勝つ寸前だった。これがプレミアリーグだし、相手はマンチェスター・シティだ。僕たちは勝利に値したが、結果としてそうならなかったので、少しがっかりしているよ」とコメントしている。

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