長期離脱中のガビ、昨年11月以来の復帰へ前進?…近日中にグループ練習合流の可能性か

ガビ

 バルセロナに所属するスペイン代表MFガビが着々と戦列復帰に近づいているようだ。10日、『アス』や『ムンド・デポルティーボ』など複数のスペインメディアが伝えている。

 ガビは昨年11月に行われたEURO2024予選・グループA第10節のジョージア戦(3-1○)にて右ひざ前十字じん帯断裂、および外側半月板の損傷という大ケガを負った。受傷から数日後には手術を受け、2023-24シーズンの大半に加え、EURO2024本大会とパリ・オリンピック2024という2つのメジャー大会の欠場を余儀なくされた。負傷から約10カ月が経過した現時点でも戦線離脱中となっている。

 そんなガビが戦線復帰に向けた大きな一歩を近日中に踏み出す可能性があるという。報道によると、バルセロナのメディカルスタッフは同選手の部分的なグループ練習参加に向けた計画をすでに立てているとのこと。再びピッチに立つまでは依然として時間を要する見込みだが、負傷箇所の回復と復帰に向けたオペレーションは最終段階に到達しつつあるようだ。10月もしくは11月に実戦復帰を果たす可能性もあるとも報じられている。

 2004年8月5日生まれで現在20歳のガビはバルセロナの下部組織“ラ・マシア”出身で、2021年にトップチームデビューを果たした。その後は順調に成長を遂げバルセロナの中心選手に定着すると、2022-23シーズンは公式戦49試合の出場で3ゴール7アシストをマークし、4年ぶり通算27度目のラ・リーガ制覇やスーペルコパ・デ・エスパーニャ優勝に大きく貢献した。昨シーズンからはクラブの“レジェンド”シャビ・エルナンデス氏が背負っていた「6番」を継承している。

 今夏に就任したハンジ・フリック新監督の下、開幕4連勝という最高の形でシーズンをスタートさせたバルセロナ。U-17スペイン代表MFマルク・ベルナルは長期離脱を強いられることとなったが、中盤に頼れる戦力が帰ってくることとなりそうだ。

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