愛媛DF山口竜弥、“宿敵”徳島へ完全移籍「サポーターの方々を裏切るような形になってしまいました」

 愛媛FCは6日、左SB山口竜弥が徳島ヴォルティスへと完全移籍することを発表した。

 2000年2月9日生まれの山口は現在24歳。2018年にガンバ大阪でプロキャリアを始めると、東京ヴェルディを経て、2023年に愛媛FCに加入する。すぐさま定位置を確保した同選手は、J3リーグで32試合に出場し3アシストを記録。チームのJ3優勝およびJ2昇格に大きく貢献した。今シーズンもここまで公式戦21試合でプレーしていた。

 愛媛FCと徳島ヴォルティスは、ライバル関係にあるクラブ同士。完全移籍でチームを離れる山口は、愛媛FCのクラブ公式サイトにて、謝罪と感謝のコメントを残している。

「愛媛FCから移籍をする決断をしました。このタイミングでの移籍、そして移籍する先がライバルチームである徳島ヴォルティスであること。今まで僕の事を支えて下さった愛媛FCのサポーターの方々を裏切るような形になってしまいました。本当に申し訳ありません。ここにどんな事を書いたとしてもとても許される事ではないと思います。僕の想いを伝えさせて下さい」

「僕が愛媛FCに来る前、僕は本当にろくでもない人間でした。そんな僕を愛媛FCは拾って下さり、サポーターの方々は暖かく受け入れて下さいました。そして選手として何より人として大事なことを愛媛FCの選手として過ごす中でたくさん学ばせて頂きました。チームとしてもJ2昇格、J3優勝を果たす事が出来て本当に素晴らしい経験をさせて頂きました。素晴らしい機会を与えて下さった愛媛FC、そしてこんな僕を応援してくれたサポーターに本当に感謝してもしきれません。愛媛FCに在籍した一年間半、僕は世界一の幸せ者でした。本当に本当にありがとうございました 僕の愛媛FCへの想いはどこにいても変わりません これからもずっと愛媛FCが最高のクラブであり続ける事を心から願い、信じています。本当に愛媛FCが大好きでした。そしてこれからも大好きです。今まで沢山のご声援本当にありがとうございました」

 徳島ヴォルティスに加入する山口は背番号『44』を着用するとのこと。同選手は、クラブ公式サイトにて意気込みを示している。

愛媛FCから移籍してきました山口竜弥です。覚悟を持って徳島ヴォルティスに移籍してきました。J1に昇格するために自分の全てを捧げます。よろしくお願いします」

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