2年で23回の試合開始遅延…プレミアリーグがマンCに罰金処分を下す

マンチェスター・シティ

 プレミアリーグが、試合のキックオフとハーフタイム後の再開に関する規則に違反したとしてマンチェスター・シティに罰金処分を下したようだ。7月31日、イギリスメディア『BBC』や同『スカイスポーツ』などが伝えている。

 プレミアリーグでは「L.33」という規則が定められており、正当な理由なく、リーグ戦のキックオフを定められた時間から遅らせたり、ハーフタイム後の再開を遅らせたりするクラブは規定に基づいて処分されることとなっている。

 そんななか、今回の報道によると、マンチェスター・シティが過去2シーズンの22試合で23回のキックオフ時刻の遅延があったという。2022年8月のクリスタル・パレス戦で後半開始が1分18秒遅れたことに始まり、最長は4連覇を決めた昨シーズンの最終戦ウェストハム戦のキックオフ時の2分46秒など、合計39分52秒の再開の遅延があったことが明らかになっている。

 なお、23回の遅延のうち、8回が2022-23シーズンで、15回が2023-24シーズンと判明しており、これらの違反によってプレミアリーグは計209万ポンド(約4億円)の罰金処分をマンチェスター・シティに下したようだ。

 これらの処分を明らかにしたプレミアリーグは以下のように声明を発表している。

「プレミアリーグとマンチェスター・シティはキックオフと再開の義務に関するプレミアリーグ規則L.33にクラブが違反したことを認めた後、制裁協定を締結した。違反は2022-23シーズンと2023-24シーズンのプレミアリーグのいくつかの試合に関連している」

「キックオフと再開に関する規則は大会の運営が可能な限り最高のプロフェッショナル基準で行われるようにし、ファンと参加クラブに確実性を提供するのに役立っている。また、リーグ戦380試合の放送が世界中で予定通りに行われるようにもしている。プレミアリーグの規則で義務付けられている通り、制裁合意は独立司法委員会の3人のメンバーによって批准された」

 また、処分を受けたマンチェスター・シティは違反について謝罪をした模様で、プレミアリーグに罰金を支払うことに同意していることも伝えられている。

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