グアルディオラ監督「ライバル達は我々が処罰されることを望んでいる」 マンC、16日から115違反の公聴会始まる

 イングランド・プレミアリーグのファイナンシャル・フェアー・プレーに対し、115件の違反があったとされるマンチェスターCの公聴会が16日に開始されることを受け、グアルディオラ監督が会見で所信を表明した。

 BBCによると、スペイン・ラ・リーガのハビエル・テバス会長が「複数のプレミアリーグ・クラブの関係者の大方が”マンチェスターCは処罰されるべきだ”と話している」と語ったことに対し、グアルディオラ監督が「初めてテバス会長と意見が合った」と語り、プレミアリーグにおけるマンCの厳しい状況を認めた。

 しかし、「テバス会長も他のプレミアリーグのクラブの関係者も独立委員会の裁定を待たなくてはならない」と語ると、「月曜日(16日)に公聴会が始まることはハッピーだ。迅速に評定が出されることを期待している。有罪が確定するまでは全ての人間が無罪。結果を見守るだけだ」と発言。公平公正な審議を期待し、クラブの無罪を信じる見解を示した。

 今回のBBCの報道によると、公聴会の期間は10週間。マンCに対する評定は2025年1月早々に明らかにされる予定だという。

 処罰に関しては、大量の勝ち点はく奪からプレミアリーグ追放まで、厳罰が下される可能性が大。違反の大部分が2009ー10年シーズンから2017-18年シーズンに集中しており、2018年12月から2023年2月までプレミアリーグからの調査協力命令を無視した違反が追加されている。

 ◆マンチェスターCの115件の違反

1)2009ー10年シーズンから2017-18年シーズンにかけてクラブの正確な財務情報を提供しなかった(54件)

2)2009ー10年シーズンから2017-18年シーズンにかけて選手、監督への支払い情報を正確に提供しなかった(14件)

3)2013ー14年シーズンから2017-18年シーズンにかけて、UEFAのファイナンシャル・フェアー・プレー含む規則を遵守しなかった(5件)

4)2015ー16年シーズンから2017-18年シーズンまでのプレミアリーグPSR規則違反(7件)

5)2018年12月から2023年2月まで、プレミアリーグの調査に協力しなかった(35件)

計115件

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