ベンタンクールが孫興民に人種差別発言、FAの処分対象に




【ロンドンAFP=時事】イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパーのロドリゴ・ベンタンクールが12日、チームメートで韓国代表の孫興民(ソン・フンミン)に関する人種差別発言で、イングランドサッカー協会(FA)から規則違反による処分対象となった。≪写真は、イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパーのロドリゴ・ベンタンクール
ウルグアイ代表のベンタンクールは6月、母国のテレビ局Canal10の番組で、司会者から孫のユニホームを求められた際に、「ソニー(孫)の? ソニーのいとこのものかもしれないよ。みんな同じように見えるから」と答えた。
サッカー界の反差別団体「KickItOut」によると、同団体にはこの発言に関する「おびただしい数」の苦情が殺到したという。
ベンタンクールはクラブの主将である孫に謝罪。孫はベンタンクールが「間違いを犯した」と話した。
FAは声明で、ベンタンクールがメディアインタビューに関連した協会の規則に違反したとして処分対象にしたと発表。同選手は19日までに異議を申し立てることができる。
こうした人種差別発言をめぐっては、2020年に当時マンチェスター・ユナイテッドに所属していたエディンソン・カヴァーニが、スペイン語で小さな黒人を意味する「ネグリト」という言葉をSNSに投稿して3試合の出場停止処分を受けた。【翻訳編集AFPBBNews】

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