マンU退団のDFヴァラン、セスク監督率いるセリエA昇格組コモ加入が決定!

ラファエル・ヴァラン

 コモは28日、マンチェスター・ユナイテッドを退団した元フランス代表DFラファエル・ヴァランと契約したことを発表した。なお、契約は2026年6月30日までとなる2年で延長オプションも付随していることが明らかになっている。

 現在31歳のヴァランは、2011年夏から2021年夏にかけて在籍したレアル・マドリードでチャンピオンズリーグを4回、ラ・リーガを3回制覇。フランス代表では93キャップを刻み、FIFAワールドカップロシア2018の優勝メンバーにもなった。2021年夏に加入したマンチェスター・ユナイテッドでは3シーズンで公式戦通算95試合に出場したものの、今年6月30日で契約満了を迎えたことから、フリーとなっていた。

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシらを擁するインテル・マイアミ(MLS)など複数クラブがヴァランの獲得に名乗りを上げるなど、新天地に注目が集まっていたが、ヴァランは先日からイタリアに滞在してセリエA昇格組のコモの関係者と接触していることが明らかに。そんななか、今月19日に暫定監督及びアシスタントコーチを務めていたセスク・ファブレガス氏の監督正式就任が発表されていたコモへの加入が正式決定した。

 ヴァラン加入が決まったことを受け、セスク監督はクラブ公式サイトで「ラファエルは特別な選手であり、彼の契約はこのクラブの野心を示している。彼は多くの栄誉を受けており、世界最高の2つのリーグでプレーした経験は決して過小評価されるべきものではない。彼と一緒に仕事を始めるのが待ちきれないね」とコメントを発表している。

 また、新たにセリエAへの挑戦が決定したヴァランは「この新しいプロジェクトにとても満足しているし、ワクワクしている。チームやチームメイトに会って始まるのが待ちきれないね。シーズンに向けて身体的な準備も楽しみにしている」と喜びを口にしながら、次のように意気込みを語った。

「最初はこのプロジェクトがどのようなものかを知りたかったが、すぐに特別でこれまでオファーされたどのプロジェクトとも違うことがわかり、もっと知りたいと思った。プロジェクトについて知れば知るほど、より面白く、自分がやりたいことについての別の視点が得られた。プロジェクトが来てからはすぐにリストのトップに浮上して契約を締結することができた。とても嬉しいよ」

「やるべきことはたくさんあり、ワクワクしている。僕は最高のレベルで多くの経験を積んできた。今、その知識を共有してクラブの成長を助けて、トップに上り詰められることができれば、とても楽しみなことだね」

「再びセスクと会うことになるが、今回は対戦相手としてではない。とても嬉しいよ。彼のプレー哲学とサッカーへの情熱が本当に好きなんだ。話をした時、お互いを理解することはとても簡単だったので、いい結果が出ることを願っている。いずれにせよ、僕はチームとクラブの成長を助けるためにとても謙虚な気持ちで臨むよ」

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