ポステコグルー監督、J1王者・神戸との一戦を終えてコメント「とても良い試合だった」

 27日、『明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo』でヴィッセル神戸と対戦したトッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、試合後の記者会見に応じた。

 横浜F・マリノスを率いていた2021年夏以来となる日本での指揮となったポステコグルー監督は、2-3で勝利を収めた。その内容を振り返り、「とても良い試合だった。もちろんコンディションが難しいところがあったが、ハードワークができた。また、この蒸し暑い中で見に来てくれたファン、それからプレーしている選手たちのためにも、見て楽しいエンターテイメント性のあるサッカーをしたいと思っていた。それはスパーズ(トッテナムの愛称)のサポーターだけでなく、サッカーを楽しんでくれるファンのために、スパーズらしいサッカーを目指した」とコメント。

 国立競技場で行われた今回の一戦には多くの日本人サポーターが訪れたが、同監督は「サポーターの方が本当に素晴らしい応援をしてくれた。いつもなら、距離も時差もある。だから、この良い機会を活かしたいと思っていた。そして、スパーズのサポーターはまるでホームのような素晴らしい雰囲気を作ってくれた。それもあって勝てたと思うが、勝ったという事実よりも、選手やクラブとして良いサッカーを見てもらいたいという気持ちが強く、それが実現できれば自分たちの責任を果たせたと思っている。本当にサポーターには感謝している」と語った。

 今回の試合は終始左サイドでプレーした韓国代表FWソン・フンミンの起用法を問われると「昨シーズンはトップでプレーしていた。やはりどこでプレーするのかが必要かに基づいて、彼を適正なポジションで、彼が得点しやすいポジションで使いたい。また、彼は日本やアジアだけでなく、世界のどこに行っても人気がある選手だ。サッカーの親善大使のようにね」と話した。

 そして決勝点を挙げた16歳のFWマイケル・ムーアについては「今後の成長ができるよう、努める必要がある。去年は怪我をしてしまったし、16歳であることを考えると、あまり故障が続くようなことはしてほしくない。しっかりと彼の可能性を活かしていきたい」と期待を寄せた。

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