マンチェスターC、115件の違反について聴聞会が開始 審議は10週間でクラブは強く否定

 マンチェスターCが2009年から2018年までの間にイングランド・プレミアリーグの財務規則をはじめ、115件の違反を犯したとされることに対する聴聞会が9月16日から開かれることになった。

 BBCが掲載した記事によると、聴聞会の期間は10週間。しかし今回の審理は裁判ではないため、非公開で行われ、場所も不明。また聴聞の一部はリモートで行われることもあるという。処分は来年2025年の新年早々に発表される予定だが、マンチェスターC、プレミアリーグともに控訴の権利があり、完全決着にはさらなる時間が必要との見方が強い。

 マンチェスターC側は今回の違反容疑を強く否定。一方プレミアリーグ側は、マンチェスターCがクラブの財務状況を公正に示す正確な情報の提出義務に違反したと主張。さらにはマンチェスターCが捜査に協力しなかったことも違反の対象とした。

 マンチェスターCは2008年にUAEのアブダビ・ユナイテッド・グループに買収され、以来プレミアリーグを8回優勝。名将ペップ・グアルディオラ監督に率いられた近年の強さは目覚ましく、一昨季は1999年のマンチェスターU以来、史上2回目となるリーグ、欧州CL、FA杯の3冠を達成。昨季は1888年に創設された世界最古のイングランド一部リーグで前人未到となるリーグ4連覇を飾っている。

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