山本由伸が5回無失点と好投、三塁踏ませず…リーグ優勝決定シリーズ懸けたパドレスとの一戦

 【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグは11日、ナ・リーグの地区シリーズ最終第5戦が行われ、大谷と山本のドジャース(西地区1位)と、ダルビッシュと松井のパドレス(西2位)が対戦。パドレスはダルビッシュが先発し、ポストシーズンで史上初めて、両チームで日本人投手が先発して投げ合った。山本は5回無失点と好投し、ダルビッシュは七回途中2失点だった。大谷は1番指名打者で出て七回まで無安打。勝者は13日からのリーグ優勝決定シリーズで、千賀のメッツ(東3位)と対戦する。

5回無失点と好投したドジャースの山本=AP

 山本は直球、変化球とも制球が抜群で、5回2安打無失点と好投した。5日の地区シリーズ第1戦では3回5失点と崩れたが、きっちりと修正。課題だった立ち上がりで、一回を三者凡退に抑えると、リズムに乗り、三塁を踏ませなかった。「対戦を重ねることでプラスのところもたくさんある。冷静に分析した上で次の登板に挑めたら」と話していた通り、前回の反省を生かし、先発の仕事を果たした。

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