タイガース・前田健太、7月以来の先発登板で5回途中5失点喫し7敗目 キャリア7度目のプレーオフ出場へ暗雲
DETROIT, MI - SEPTEMBER 29: Kenta Maeda #18 of the Detroit Tigers pitches against the Chicago White Sox in the second inning at Comerica Park on September 29, 2024 in Detroit, Michigan. (Photo by Duane Burleson/Getty Images)
● タイガース 5-9 ホワイトソックス ○
<現地時間9月29日 コメリカ・パーク>
デトロイト・タイガースが今季レギュラーシーズンを2連敗締め。先発した前田健太投手(36)は5回途中5失点で今季7敗目を喫した。
7月9日以来の先発マウンドに上がった前田は初回、先頭打者バルガスを初球で二飛に打ち取ると、2番ロベルトJr.は変化球攻めで三球三振。続けて3番デローチを当たり損ないの捕ゴロとし、わずか7球で三者凡退の好スタートを切った。
しかし2回表、一死から連打で無死一、二塁のピンチを背負うと、7番リーの中前適時打で先制を許し、8番フレッチャーの中犠飛で2失点目。なおも二死二塁と得点圏が続いたが、最後は9番アマヤを見逃し三振に仕留めた。
3回表には先頭打者バルガスに四球を与え、一死から3番デローチの打ち取った打球が不運なコースに飛んで左前安打。一死一塁から4番ボーンを三邪飛に打ち取って二死に追い込んだが、5番ソサに甘く入ったスプリットを振り抜かれ、8号3ランを被弾。8月22日以来の5失点を喫した。
続く4回表は立ち直りを見せて7番からの下位打線を三者凡退とした。5回表にも続投すると、1番バルガスに死球を与えて再び先頭出塁。それでも2番ロベルトJr.を左飛、3番デローチを見逃し三振に打ち取り、二死一塁としたところで降板。4回2/3、89球を投げて5安打、2四死球、5奪三振、5失点という投球で敗戦投手となった。
昨オフにツインズからFAとなり、2年契約でタイガースに加入した前田は開幕ローテーション入りを果たすも、7月中旬にブルペンへ配置転換。17先発を含む29登板で3勝7敗、防御率6.09、112回1/3を投げて96奪三振という成績でMLB9年目のレギュラーシーズンを終えた。
タイガースは86勝76敗、勝率.531で2016年以来のシーズン勝ち越しで全日程終了。同日の試合に勝利したロイヤルズと勝敗が並んだため、直接対決の結果からロイヤルズがワイルドカード2番手、タイガースは同3番手となった。2015年以来9年ぶりのポストシーズンは日本時間10月2日に開幕。西地区王者アストロズと敵地ヒューストンでワイルドカードシリーズを戦う。
09/30 07:20
ベースボールキング