アストロズ・菊池雄星、日本人左腕初の200K到達も2年連続2桁勝利ならず 自責無しの6回2失点で移籍後初黒星

HOUSTON, TEXAS - SEPTEMBER 25: Yusei Kikuchi #16 of the Houston Astros pitches in the first inning against the Seattle Mariners at Minute Maid Park on September 25, 2024 in Houston, Texas. (Photo by Tim Warner/Getty Images)


HOUSTON, TEXAS - SEPTEMBER 25: Yusei Kikuchi #16 of the Houston Astros pitches in the first inning against the Seattle Mariners at Minute Maid Park on September 25, 2024 in Houston, Texas. (Photo by Tim Warner/Getty Images)

● アストロズ 1-8 マリナーズ ○
<現地時間9月25日 ミニッツメイド・パーク>

 ヒューストン・アストロズが今季レギュラーシーズンの本拠地最終戦で大敗。先発した菊池雄星投手(33)は6回2失点の投球で今季10敗目を喫した。

 地区優勝翌日のマウンドに上がった菊池は、先頭打者ロブレスを空振り三振に仕留めるなど初回三者凡退の立ち上がり。2回表、先頭アロザレーナからスライダーで空振り三振を奪い、日本人左腕初のシーズン200奪三振に到達。二死から初安打を許しながらも無失点に抑え、3回表はわずか8球で三者凡退とした。

 アストロズは3回裏、女房役ビクトル・カラティニの適時打で1点を先制。援護を貰った菊池は2番ロドリゲス、4番アロザレーナから空振り三振を奪うなど4回表も三者凡退に抑えると、5回表は先頭ターナー、6番ポランコを連続三振。二死から内野安打を許したが、8番クロフォードを初球で一ゴロに打ち取り、勝利投手の権利を獲得した。

 しかし1点リードの6回表、野手の失策と四球、当たり損ないの内野安打で一死満塁のピンチを背負った。4番アロザレーナをこの試合最速97.2マイル(約156.4キロ)のフォーシームで空振り三振に仕留めるも、続く5番ターナーに内角への初球フォーシームを左翼線へ運ばれ2失点。自責点無しで逆転を許し、敗戦投手となった。

 この試合の菊池は6回98球を投げて4安打、1四球、8奪三振、2失点(自責0)という投球。アストロズでの初黒星を喫したが、7月末のトレード期限で加入して以降10先発で5勝、防御率2.70、60イニングで76奪三振をマーク。登板試合でチームに9勝をもたらし、地区4連覇、8年連続プレーオフ進出に貢献した。

 MLB6年目の今季はブルージェイズでの開幕時から先発ローテーションを守り抜き、通算32先発で9勝10敗、防御率4.05、キャリアハイの175回2/3を投げて206奪三振という成績でレギュラーシーズン最終登板を終えた。日本時間10月2日から本拠地ヒューストンでワイルドカードシリーズが開幕。前所属時から3年連続となるポストシーズンを戦う。

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