アストロズがア・リーグ西地区4連覇　8年連続プレーオフ進出も決定、途中加入ヘイワードが決勝弾

HOUSTON, TEXAS - SEPTEMBER 24: Jason Heyward #22 of the Houston Astros reacts in the dugout after hitting a two-run home run in the fifth inning against the Seattle Mariners at Minute Maid Park on September 24, 2024 in Houston, Texas. (Photo by Tim Warner/Getty Images)

○　アストロズ　4－3　マリナーズ　●
＜現地時間9月24日　ミニッツメイド・パーク＞

　ヒューストン・アストロズが同地区2位マリナーズとの首位攻防2戦目に逆転勝利。4年連続となるアメリカン・リーグ西地区優勝を果たした。

　勝利すれば優勝決定のアストロズは一時2点ビハインドを背負うも、4回裏にカイル・タッカーの23号ソロで1点差に迫り、続く5回裏にジェーソン・ヘイワードの10号2ランで逆転に成功。守護神ジョシュ・ヘイダーが4アウトセーブでリードを守り抜いた。

　今季のアストロズはヤンキースとの開幕4連戦で被スイープを喫して開幕ダッシュに失敗。5月8日には最大12の借金を背負って地区最下位に沈むも、以降オールスターゲームまでの60試合で38勝22敗、貯金16を作るV字回復を見せて地区2位でシーズン折り返し。オールスター明け直後、マリナーズとの首位攻防3連戦を制し、最大10ゲーム差から地区首位へ上り詰めた。

　7月末のトレード期限で獲得した菊池雄星は新天地デビューから無傷の5連勝。ここまで9度の登板試合全てでチームを勝利に導いている。また、8月末に獲得したヘイワードはわずか22試合の出場ながらドジャース所属時を上回るOPS.805をマーク。投打の新戦力が後半戦のチームを牽引した。

　さらに、アストロズは8年連続のプレーオフ進出が決定。過去7年では4度ワールドシリーズに進出し、2度の世界一を経験。7シーズン全てでチャンピオンシップシリーズまで駒を進めており、今季もア・リーグの強豪として期待がかかる。